W杯メンバー入りに実感が湧かないムスタフィ

「夢の中にいるよう」
サンプドリアに所属するDFシュコドラン・ムスタフィは、アルメニアとの国際親善試合で負傷したMFマルコ・ロイスの代わりにドイツ代表メンバー入りし、ブラジル・ワールドカップ(W杯)に向かうことになった。同選手はドイツサッカー連盟(DFB)の公式ウェブサイトが掲載したインタビューで心境を語っている。

ドイツ代表は8日に「カンポ・バイーア」と名付けられたW杯ベースキャンプに到着。7日にメンバー入りが伝えられたムスタフィは、まだ実感が湧いていなかったようだ。

「到着当日は、僕が一体どこに来たのか把握できていなかったよ。そうするためにはすべてが早すぎたし、少し落ち着いて考える必要があったんだ」

各年代のドイツ代表に選ばれてきたムスタフィは、5月13日のポーランド戦で初めてA代表の試合に出場。ヨアヒム・レーブ監督が6月2日に発表した当初のW杯登録メンバー23名に含まれなかったことについては、次のように触れている。

「最初はもちろんすごく落胆していたよ。近いところまで来たからには選ばれることを期待していたけど、そうならなかったからね。何日か実家に戻って、自分に一体何が起きたのか整理する必要があったんだ。でも、今シーズンを一つの決定だけで評価したくはなかった」

ハンブルガーSV下部組織出身のムスタフィは、2009年夏にはエヴァートンのユースチームに加入し、2012年1月にサンプドリアへ移籍。W杯に参加できなかったとしても、クラブで掲げていた目標を達成できたシーズンだったようだ。

「サンプドリアでのレギュラーを目指していたけど、それができたんだ。さらにドイツ代表にも入って、トレーニングキャンプにも参加したし、満足できると思うよ。まだ22歳だし、これからも成し遂げたいことがたくさんある。そういう展望を持つことで、(レーブ)監督の決断をうまく受け入れることができたかもしれない」

ロイスがアルメニア戦で負傷した時点では、追加招集されるのが自分になるとは予想していなかったという。

「電話が鳴るとは予想もしていなかったけど、電話があったときには、なぜ監督が連絡してきたかは想像できた。でも本当に、すべてを把握するのは難しかったね。夢の中にいるようで、何もかもぼやけて見えるような感じだ」

一方、ロイスにもコンタクトを取るつもりのようだ。

「彼にはものすごく同情している。彼がどのような気持ちなのか、想像するのは難しい。早く復帰できることを祈っているよ。まだ電話はしていないけど、マリオ(・ゲッツェ)に番号を教えてもらってここから連絡するつもりだ」