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ドルトムント強化部長、香川獲得の経緯を語る

ドイツメディア『Transfermarkt.de』は3日付けの記事で、ドルトムントの強化部長ミヒャエル・ツォルク氏(50)のインタビューを掲載。

現在マンチェスター・ユナイテッドで活躍する香川真司を2010年にドルトムントに獲得したときの背景や、日本人選手とヨーロッパ市場の関係性について触れている。

『Transfermarkt.de』の記者から、「香川の今夏の放出を許したのはなぜか? たった35万ユーロで(セレッソ大阪から)獲得できた選手を1600万ユーロで売ることがあまりにも魅力的だったのか?」と問われると、ツォルク氏は、

「それはノーだ。香川の退団をサッカーの面で埋め合わせなければならなかった。彼との契約を2013年以降まで延長するチャンスは(我々には)なかった。そのような事情から売却に賛成したが、次のケースも同様にするとは限らない」と返答。

日本人選手の市場についての印象を聞かれると、「多くの才能が存在する市場であるのは確かだ。特に攻撃的ミッドフィールドにおいてはね。そこでは日本人の機敏さは中央ヨーロッパの選手に対してアドバンテージをもたらす。当初、香川はちょっとした西風に吹かれたら倒れると批判していた人もいたが(笑)。しかし、彼は当たりの強さで足りない部分を長所に変えた。それは他の多くの選手にも見られる。ニュルンベルグ対フランクフルトの試合で乾貴士と清武弘嗣は似たようなプレースタイルでインパクトを残した。日本人選手は技術において良い教育を受け、ほとんどが両足を使える。海外でも自信に満ちて(プレーして)いる。だから今のところ、欲しがられている」とコメント。

また、同氏は香川を発掘した際のスカウティングについても明らかにしている。

「正直、我々が彼を見つけたのではなく、他からヒントをもらっていた。あのころ、シンジはまだ日本の2部でプレーしていて、ドイツの他クラブと同様、ドルトムントとしても現地で日常的に視察するのには無理があった。当時はとにかく追い続けて映像を見たりしていた。そして毎週のようにスタッフを大阪と東京に送ったよ。10回ほど現地入りしたが、自分は絶対に香川が1部でプレーしている姿も見たかった。彼のゴールにより(2009年に)セレッソ大阪が昇格したからね。結局、あの価格では彼の獲得には青信号が出るのみだったよ」