ブンデス開幕戦に意気込む内田篤人

クラブ公式サイトと現地新聞のインタビューに答える
26日にブンデスリーガ開幕戦を控えたシャルケDF内田篤人が、クラブの公式ウェブサイトでインタビューに答えている。

(数日前に2015年6月30日まで契約を延長したが、決断の理由は?)
クラブ、チームメート、スタジアム、そして何よりも試合時の雰囲気が好きだから。シャルケではすべてがプロフェッショナルであることも気に入っている。ホルスト・ヘルト(スポーツディレクター)から契約の延長について聞かれたとき、僕はためらわなかった。シャルケはすごく特別なクラブ。ドイツで数多くのスタジアムを見たけど、ファンがこれほどチームをサポートしてくれるのはここだけだ。独特だと思う。

(もう2年以上、クナッペ(シャルケ選手の愛称)としてプレーしているが、ドイツ語は上手になった?)
そこそこ理解は出来ているよ。特にサッカーに関係する言葉はね。でもドイツ語は簡単ではない。それにチームメイトの何人かが、公には言わないほうがいい言葉やフレーズを教えたがる(笑)。でも真面目に言うと、コミュニケーションは取れているよ。例えば、ジェフェルソン・ファルファンとの右サイドでの調整は非常に上手く出来ていると思う。

(ドイツでいまだに慣れていないことは?)
ラウンドアバウト(円形交差点)かな。日本では今まで出会わなかったので。それと多くの高速道路にスピード制限がないこと。人間関係も違うね。ドイツ人はオープンで、触れ合うことを避けない。練習後、多くのファンは肩を叩いてきたり、ハグをする。このように接触されるのは今まで経験がなかったので、ときどきビクっとする。でもそのようなフレンドリーさは嫌だとは思わない。逆にファンは僕をシャルケの家族に受け入れたことを示してくれている。それは光栄で、誇りに思うし、試合の中で返さなければならない義理というのも感じている。

(ブンデスリーガでは日本人選手が数多くプレーしているが、あなたの故郷では同リーグはどのように見られている?)
多くの試合は中継されていて、時差があるので夜中に起きて観ている人もいる。ドイツでのサッカー、そして特に日本人選手について報道するため、我々の試合に日本から多くの記者が来ている。故郷の人たちは試合の雰囲気を気に入っている。だからベルティンズ・アレーナでのホームゲームによく日本人が来る。その感覚を生で体験するために。

(最近、友人の香川真司がマンチェスター・ユナイテッドに移籍しました。チャンピオンズリーグでシャルケがレッド・デビルスと対戦した場合、日本では一体何が起こる?)
多分、みんな熱中すると思う。その試合にはいつもより多くの記者が駆けつけるでしょう。自分の故郷ではチャンピオンズリーグもかなり注目されている。なので、なるべく長くあの大会に残ってプレーすることを望んでいる…。

(…あなたの目標についての質問にたどり着きましたね。FCシャルケ04で今年何を達成したい?)
すべての大会で活躍をしたい。すでにDFBポカール(ドイツ杯)で希望を持てるスタートを切った。今はブンデスリーガでも良いスタートを切ることが大切。毎週ポテンシャルを発揮できれば、いろいろなことが可能になる。


また、22日付のドイツ『DerWesten』紙は、「免許を返されたシャルケの内田篤人が再スタートを切る」との見出しで内田の近況を伝えている。

スピード違反で2カ月間の免停処分を受けていた内田だったが、22日朝に無事、免許が返還された。内田は、「日本では高速道路でも100キロまでと制限されている。だけど、ここでは誰もが自分の感覚で好きに走っているでしょう…」と語り、ドイツにオービス(自動速度違反取締装置)が存在することに驚いていた。

とはいえ、今シーズンで3年目を迎える内田はドイツでの生活を満喫している。「カリーヴルスト(カレーソーセージ)を発明した人は天才だね」「ドイツではみんながビールを飲む。そして酔っ払ったら必ずみんなハグをする。そういう光景は日本では見られない」。そしてデュッセルドルフへ行けば故郷の料理を食べることも出来るし、香川真司を除けば慣れ親しんだ同国人に会うことも可能だ。

今シーズンについては、「チームの価値を高める新しい選手が加わった。優勝は可能だが、義務付けられているわけではない」と語った。

26日ブンデス開幕戦の対戦相手はハノーファー。今週末、内田の新シーズンが始まる。