「彼はこのクラブのレジェンド」 チェルシー現指揮官マレスカ、凱旋モウリーニョとの対峙に「光栄」

チェルシーは30日のチャンピオンズリーグ（CL）リーグフェーズ第2節でベンフィカとホームで対戦。かつてチェルシーを率いた“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ氏はベンフィカの指揮官として古巣に舞い戻る。先の初戦を落としたとあって、この2試合目で仕切り直しを期すマレスカ監督はこの対戦を光栄がり、モウリーニョ氏をチェルシーのみならず、欧州全体で伝説的な存在と認めている。

モウリーニョ氏のチェルシー帰還でさらなるプレッシャーと物語性が加わるこの一戦。モウリーニョ氏は過去2度にわたってチェルシーを率い、ブルーノ・ラージ前監督からチームを引き継いだばかりでの凱旋となる。かたや、チェルシーは直近4試合で3敗と苦戦。マレスカ監督はモウリーニョ監督をリスペクトしつつ、結果が求められるプレッシャーとのバランスを取っていく必要がある。

マレスカ監督は試合前日会見で「明日、ジョゼと対峙できるのは光栄だ。彼はこのクラブのレジェンドだが、他のクラブにとってもそうだ」と話す。

さらに「私からすれば、まず第一にCLでこのクラブを代表できること自体が光栄なこと。もちろん、明日はジョゼのような素晴らしい監督と対峙できるのもまた大きな名誉だ」とも述べている。

クラブワールドカップ（W杯）王者でもあるチェルシーだが、先のプレミアリーグではブライトンに1-3で敗戦。リーグ戦で不安定な戦いが続くなか、このベンフィカ戦で復調を目指している。モウリーニョ氏の凱旋でより注目度が高まる一戦だが、チームの立て直しを期すマレスカ監督はCLで重要な勝ち点と改めてサポーターの信頼を掴めるか。