フラム戦のリヴァプールのメンバー選考について、有力メディア『The Athletic』が賛辞を送った。
21日に行われたプレミアリーグ第34節で、フラムと対戦したリヴァプール。リーグ戦では2試合連続で勝利から遠ざかるなど逆転優勝のために勝たなければならない一戦となったが、32分にアレクサンダー=アーノルドの芸術的なFKで先制したものの、前半終了間際に追いつかれる展開に。それでも53分にフラーフェンベルフ、72分にジョタがネットを揺らし、3-1で勝利を飾った。
そしてこの試合、ユルゲン・クロップ監督は過密日程を考慮してか大幅なローテーションを採用。モハメド・サラーやアレクシス・マクアリスター、ドミニク・ソボスライらがベンチスタートとなり、中盤には遠藤航、ハーヴェイ・エリオット、フラーフェンベルフが並んでいた。
『The Athletic』は「クロップの選択はサプライズ」としつつ、特に中盤の構成に注目。2点目はエリオットのお膳立てからフラーフェンベルフがネットを揺らした形だが、リヴァプールのプレミアリーグの試合で21歳以下の選手のゴールとアシストで生まれた得点は、2014年11月以来のことだったという。そして、以下のように続けた。
「リヴァプールの一部選手はここ数週間、負傷や立て続けのビッグマッチで大きな打撃を受け、疲れているように見えた。負傷明けの選手もフォームやリズムを取り戻すことに苦労している」
「そんな中、新しく生まれた中盤は効果的に見えた。遠藤航がディフェンスの前で保護シールドを提供することで、エリオットとフラーフェンベルフはボールポゼッションに大きな影響を与えている。そして重要なゴールを決めるにはピッタリの組み合わせだった」