現地時間10日、イングランド・プレミアリーグは第16節が行われ、トッテナムはホームのトッテナム・ホットスパー・スタジアムにニューカッスルを迎えた。
昨シーズンの4月に行われたニューカッスル戦では、敵地セント・ジェームズ・パークで1-6という歴史的な大敗を喫しているトッテナム。その試合では開始から21分間で5ゴールを奪われたトッテナムだが、この試合ではそのリベンジを狙っているのか、立ち上がりからニューカッスルを圧倒する。
5分、ソン・フンミン、クルセフスキと左サイドで縦に繋ぎ、エリア内左でラストパスを受けたリシャルリソンが左足を振り抜くも、ニア上を狙ったシュートはゴール上へと大きく外れる。
トッテナムにボールを握られる展開となったニューカッスルだが、鋭いカウンターからチャンスを作り出す。9分、ジョエリントンのパスに左サイドを抜け出したゴードンの折り返しを、ゴール前に走り込んだイサクが押し込もうとするが、ここはベン・デイヴィスが滑り込んでコースを変え、かろうじてピンチをしのいだ。
惜しいチャンスを作り出したニューカッスルだが、その後もトッテナムのペースで試合が進む。迎えた26分、ペナルティーエリア左でボールを受けたソン・フンミンがドリブルでエリア内に侵入し、縦に仕掛けて左足で折り返す。鋭いグラウンダーの折り返しをゴール前のウドジェが押し込み、攻勢のトッテナムが先制に成功する。
さらに38分、先制点同様にペナルティーエリア左でドリブルを仕掛けたソン・フンミンが対峙したトリッピアーをかわして折り返すと、ニアサイドで待ち構えていたリシャルリソンがゴール右へと流し込み、トッテナムが2-0とリードを広げた。
その後もトッテナムの攻撃陣が次々にニューカッスルゴールへと襲い掛かるが、3点目は奪えず2-0で試合を折り返した。
後半、2点を追うニューカッスルが攻勢に出てトッテナムは受け身に回る時間帯が続く。しかし、苦しい時間帯をしのぐと、徐々にカウンターからトッテナムにチャンスが訪れる。
迎えた60分、右サイドでボールを受けたペドロ・ポロがゴール前に浮き球のパスを送ると、これをゴール前のリシャルリソンが上手くコントロールしてゴールに流し込み、トッテナムが決定的な3点目を奪った。
その後もトッテナムの高速カウンターから決定機を作られるニューカッスルは、イサクとアルミロンを下げてカラム・ウィルソンとロングスタッフを投入。さらにはゴードンとリブラメントに代えてリッチーとホールを投入する。
一方のトッテナムは2ゴールのリシャルリソンとサールを下げてホイビュアとロ・チェルソを投入。終盤は互いに球際で激しくやり合い、若干荒れ気味の展開となる中、83分にソン・フンミンがGKドゥブラフカに倒されてトッテナムがPKを獲得。このPKをソン・フンミンがゴール左へと沈めて4-0とし、自身今季10点目、そして8シーズン連続となる2桁ゴールをマークした。
意地を見せたいニューカッスルはアディショナルタイム、高い位置でボールを奪い、ゴール前でボールを受けたジョエリントンがゴール左へとシュートを突き刺した。しかし、ニューカッスルの反撃もここまで。5試合勝利のなかったトッテナムが、久々の勝利を大量4ゴールで祝った。
■試合結果
トッテナム 4-1 ニューカッスル
■試合結果
トッテナム:ウドジェ(26分)、リシャルリソン(38分、60分)、ソン・フンミン(85分PK)
ニューカッスル:ジョエリントン(90+1分)