tottenham son villa(C)Getty Images

トッテナムが痛恨の3連敗…絶好調アストン・ヴィラにホームで逆転負け、5位に転落

プレミアリーグは26日に第13節が行われ、トッテナムとアストン・ヴィラが対戦した。

ポステコグルー監督体制で絶好調を維持していたトッテナムだが、直近は2連敗で4位に転落。主力にケガ人が相次ぐなど難しい状況の中、上位追走へ勝利を取り戻したいホームでの一戦を迎えた。一方エメリ監督体制で強さを見せるアストン・ヴィラは、トッテナムと1ポイント差の5位。勝てば首位アーセナルと2ポイント差まで迫るチャンスを得て、敵地でのビッグマッチに挑んでいる。

試合序盤はトッテナムがボールを握り、開始3分にはハイラインの背後を取ったウドジェが決定機。その直後にもハイプレスからボックス内へ侵入したクルゼフスキにビッグチャンスが訪れたものの、シュートはポストに直撃。いきなり迎えた2度のチャンスを活かせない。対するアストン・ヴィラも、5分にセットプレーからパウ・トーレスが際どいヘッドを放った。両者立ち上がりからゴールチャンスを作る激しい展開となる。

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すると22分、トッテナムが先制に成功。CKのこぼれ球をロ・チェルソがダイレクトシュート。強烈なボールが相手に当たってコースが変わり、ネットに突き刺さった。良い時間帯にホームチームがリードを奪う。しかし、アストン・ヴィラもすぐさま反撃。24分、左サイドからのクロスにワトキンスがヘッドで合わせてネットを揺らした。だが、このゴールはVARレビューの結果オフサイドでノーゴールとなっている。

判定にも救われたトッテナムだったが、31分にアクシデント。久しぶりの先発出場を果たしたベンタンクールが接触の際に負傷し、プレー続行不可能に。ホイビュアとの交代を余儀なくされた。44分にはソン・フンミンがネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。すると前半アディショナルタイム、アストン・ヴィラに同点弾が生まれた。右の浅い位置でセットプレーのチャンスを得ると、ドウグラス・ルイスの完璧なクロスからパウ・トーレスがヘッドを叩き込むことに成功。アウェイチームが追いついて前半を折り返す。

後半もトッテナムが主導権を握り、アストン・ヴィラがハイラインでブロックを敷く展開に。アストン・ヴィラは52分、ロングカウンターからベイリーが際どいシュート。一方のトッテナムも54分、こちらもロングカウンターから決定機を作った。オープンな攻防が続く。

一進一退の攻防が続いた中、62分にアストン・ヴィラが逆転に成功。縦パスを落としたワトキンスがそのままボックス内へ侵入すると、リターンパスを受けてタイミングをずらしたシュートを流し込んだ。絶好調のエースが大きなリードをもたらす。

逆転を許したトッテナムは、68分にCKからベン・デイヴィスが決定機。70分のディーニュの直接FKは守護神ヴィカーリオがファインセーブで防ぐと、その直後のCKからワトキンスのヘッドがわずかに枠を外れ、3失点目は免れた。73分、ジョンソンの決定機とホイビュアのミドルはGKマルティネスの立て続けのビッグセーブに阻まれ、その後は焦りと疲労からかアストン・ヴィラの攻撃に苦しむ時間が続いた。

トッテナムは最後までゴールを目指し、85分にはソン・フンミンがネットを揺らすがオフサイドの判定。90分に得たFKのチャンスも活かせず、そのまま1-2で敗れた。

この結果、3連敗のトッテナムは勝ち点26のままで5位に転落している。一方勝利したアストン・ヴィラは勝ち点28で4位に浮上し、3位リヴァプールと並ぶことに成功した。

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