アルゼンチン人監督ホルヘ・サンパオリ氏のフランス代表についての発言が話題となっている。
これまでにチリ代表、アルゼンチン代表、セビージャ、サントス、マルセイユ、フランメンゴなどを指揮してきたサンパオリ氏。ポゼッションフットボールを信条とする南米の名将はフランス『SoFoot』とのインタビューに応じ、フランス代表がEURO2024で見せたパフォーマンスについて、辛辣な意見を口にしている。
サンパオリ氏は、退屈なパフォーマンスに終始したとも指摘されるEURO2024のフランス代表が、チームとして機能していなかったと指摘。その例としてFWウスマン・デンベレを挙げ、「自閉症」という強烈な言葉を用いながら、彼のプレーが独りよがりであったと批判している。
以下に続く
「彼がドリブルで突破しようとするとき、そのほかの選手たちはプレーがどのように終わるのかを見届ける観客となっていた。彼がまるで自閉症のようにプレーし、一人でけでアクションを完結させると分かっているからだ。彼にはチームメートを輝かせる力がなく、自分自身が輝くだけなんだよ。エンバペも少し似ているね」
サンパオリ氏は、EURO2024準決勝でスペインに敗れたフランスが、スペインのように攻撃面でも機能美を備えるべきと強調した。
「フランスは並外れた代表チームだが、もっと走ることが必要だ。たとえ個々の力が素晴らしくても、スペースが減っていけば攻撃のチャンネルを見つけられなくなるのだから」
「彼らにはパサーとコンビネーションプレーが欠けている。それらがなければチームは堅固さと、攻撃的選手たちの運に永遠に頼ることになる。それは、私のプレーアイデアと異なるものだね」