今夏の移籍市場で、バイエルン・ミュンヘンがレアル・マドリーFWロドリゴの獲得に動いていたようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
昨季後半戦になって急激にパフォーマンスを落とし、さらにクラブワールドカップでシャビ・アロンソ新監督がほとんど出場機会を与えなかったことで、今夏移籍の可能性が報じられていたロドリゴ。『マルカ』によれば、そんな同選手に対してバイエルンが獲得の動きを見せていたようだ。
曰く、ブンデスリーガの盟主は信頼する仲介人を通じてレアル・マドリーと接触し、ロドリゴへの興味を伝えたとのこと。そしてバイエルンは移籍金額についても話そうとしたようだが、レアル・マドリーは売却の意思がないことをはっきりと伝えた模様だ。また以前から報じられている通り、選手本人にも移籍の意思はなかったとされている。
『マルカ』は以上の情報に関して、一つ疑問を提起している。それはレアル・マドリーにロドリゴ売却の意思がないとして、それは「ロドリゴを信頼しているのか、それとも他選手に重圧をかけるためなのか?」ということだ。
シャビ・アロンソ監督率いるチームは、FWヴィニシウス・ジュニオールを左サイドのレギュラーとしているが、時折ロドリゴも先発させている。『マルカ』は、パフォーマンスに波があるヴィニシウスの競争心を掻き立てるために、レアル・マドリーおよびシャビ・アロンソ監督がロドリゴを残留させた可能性を指摘する。
ただし、ロドリゴの今季ラ・リーガの出場時間はわずか122分と、十分なプレー機会を与えられているとは言い難い。今季終わりにはワールドカップも控えているが、同選手が現状に満足しているのかも気になるところだ。


