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6月1日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝ボルシア・ドルトムント戦を2-0で制して、通算15回目の優勝を果たしたレアル・マドリー。FWホセル・マトは初めての欧州制覇に大きな喜びを感じている。
レアル・マドリーはDFダニ・カルバハル、FWヴィニシウス・ジュニオールのゴールによって2-0で制して、2シーズンぶりにビッグイヤーを掲げた。ホセルにとってはやはり強烈な感動を覚える出来事だったようだ。
レアル・マドリーの下部組織で過ごしながらもトップチームに定着できず、スペイン、ドイツ、イングランドのクラブを渡り歩いて昨夏2部降格したエスパニョールからのレンタルでマドリーに復帰したホセル。マドリーの2シーズン前のCL優勝では、義父とともにファンとして現地パリで決勝を観戦した34歳FWは、当事者としての優勝に感無量の様子だ。
試合後のミックスゾーンでスペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じたホセルは、同じように他メディアの取材に応じる“勝ち慣れた”チームメートたちの様子を見ながら、冗談混じりに次のように語っている。
「僕にとっては初めての経験だ。でも、このバカ野郎たちは……何人かは祝いもしないじゃないか(笑)」
「今の自分の感情を何て説明すればいいか分からないよ。様々な思いが頭の中を巡っている。この瞬間を妻、子供たち、母親と共有することができた。長男はわんわん泣いていたよ。小さい方はまだ理解できていないけど、僕はこの数年間に起きたすべてのことを分かっている」
「マドリーとサインを交わしてから、これを夢見てきたんだ。誰もが獲得を望むタイトルだよ」
「僕はCL優勝でタトゥーを彫ることを約束していた。トロフィーと日付を掘るつもりだよ」
ホセルとカルバハルの妻は双子であることで有名だが、カルロ・アンチェロッティ監督はヘディングシュートで先制点を決めたカルバハルを、義理の兄弟の姿になぞらえていたようだ。
「監督は、カルバハルがまるで僕のようなシュートを打っていたと言っていた。カルバハルが6回目のCL優勝を果たしたことを、とても幸せに思っている。彼はマドリー史上最高のサイドバックだ」
準決勝バイエルン戦で土壇場に2ゴールを決めて劇的逆転勝利を導くなど、今季レアル・マドリーの重要な戦力として活躍したホセル。レンタルは今季で終了となるが、来季も白いユニフォームを着続ける可能性はあるのだろうか。
「続けるどうかは言えない。話す時間はまだあるし、ここからそうすることになるね」