26日のラ・リーガ第14節、レアル・マドリーは敵地ラモン・カランサでのカディス戦に3-0で勝利した。
クルトワ、ミリトン、ケパ、チュアメニ、ギュレルに加えて、今回の代表ウィークでカマヴィンガとヴィニシウスまでも離脱……マドリーを今季、主力を取り戻していくどころか失い続けていく状況に苛まれている。
アンチェロッティ監督はこの窮状によって、モドリッチ&クロースをスタメンで併用することを決断(アトレティコとのダービー以来、今季2回目)。GKルニン、DFカルバハル、リュディガー、ナチョ、メンディ、MFバルベルデ、クロース、モドリッチ、ベリンガム、FWホセル、ロドリゴ(本来はブラヒムが起用されるはずだったが吐き気と目まいで出場不可に)を先発させ、4-3-1-2のシステムを採用している。
マドリーはキックオフから14分後に先制点を獲得。ヴィニシウス不在で得意とする左サイドに寄ってプレーするロドリゴが、そこからゴール前へと切り込み、右足のシュートを枠の右上隅に決めた。
リードを得たアンチェロッティ監督のチームは、それからカディスの反撃も受けることに。39分にはロジャーの強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、横っ飛びしたルニンが片手でボールを弾いている。
カディスに攻められつつ、速攻でオープンスペースを突いていくマドリーは、64分に追加点を獲得。再び左サイドでボールを受けたロドリゴが、フェイントを交えたドリブルで内に切れ込み、今度は低い弾道のシュートでネットを揺らした。ブラジル代表FWはこれが今季ラ・リーガ5点目、公式戦7点目。
リードを2点に広げたマドリーは69分、モドリッチが筋肉系の負傷によってプレー続行不可能に……。アンチェロッティ監督は交代で負傷明けのセバージョスを投入した。
マドリーは74分、ベリンガムが3点目を決める。ロドリゴのスルーパスからイングランド代表MFがペナルティーエリア内左に侵入し、厳しい角度から左足のシュートを決め切っている。ベリンガムは今季ラ・リーガ11点目、公式戦14点目。
マドリーはその後、意地を見せたいカディスに1点を許さず試合終了までを過ごしている。連勝のマドリーは勝ち点を35として、翌日にアスレティック・ビルバオ戦を控えるジローナ(勝ち点34)を抜かして、暫定で首位に浮上している。