27日に行われたラ・リーガ第7節アトレティコ・マドリー対レアル・マドリー(5-2)のダービーで、アトレティコ主将MFコケとレアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールが再び言い争った。スペイン『モビスタール・プルス』のテレビカメラが、その様子を捉えている。
コケとヴィニシウスは過去のマドリーダービーで衝突。昨年10月のダービーでは、ピッチ上で倒れ込んでファウルをアピールしたヴィニシウスに対してコケが「立てよ!」などと言い、これに激昂したヴィニシウスが「俺はチャンピオンズ(リーグ)に2回勝ってるんだ。2回だぞ」「お前が負けるのは、お前が下手くそだからだ。お前は悪い選手で、だから俺はこっち側でプレーしている。(胸のエンブレムを指し示しながら)レアル・マドリーでね」などと反論。それに対してコケは、拍手をするというリアクションを取っていた。
そして今回のダービーでも、両選手は激しく火花を散らした。
彼らがぶつかり合ったのは後半、アトレティコがFWフリアン・アルバレスのフリーキック弾によって、4-2でリードした後のことだ。コケがヴィニシウスをアフタータックルで倒すと、ヴィニシウスがコケに対して「クソ泣き虫野郎」と言い放った。これに対してコケは「俺が泣いたって? ハッ(笑)」と一笑に付し、続けてヴィニシウスを見ながらFWキリアン・エンバペを指差して「完全に負けたな」と発言。ヴィニシウスがマドリーで、エンバペからエースの座を奪われたことを指摘した。
その後も衝突は続く。コケはヴィニシウスのすぐそばでDFロビン・ル・ノルマンを「いいぞロビン。兄弟、この調子で行こうぜ」と激励。するとヴィニシウスがコケに近づいて、「お前はいつもだ。いつもメディアに話すんだ。俺が言うことすべてメディアに話すんだ。全部メディアにちくるんだ」と話しかけた(※なおヴィニシウスとコケのダービーにおけるやり取りは、すべて読唇術を用いて報じられている)。これにコケが反論していると、ル・ノルマンがヴィニシウス、エンバペがコケの手をつかんで両者を引き離している。
引き離されている間、コケはエンバペを指差しながら「こっちがベストだ」と言い、エンバペがヴィニシウスを上回っていることをサイド強調。するとヴィニシウスは、「ああ、もちろんだとも。だけど彼は俺と一緒にプレーしている。俺たちはもっとタイトルを勝ち取るんだ」と反論している。
コケとヴィニシウスの諍いは、今後も続くことになりそうだ。






