マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハーグ監督は、辛くもFAカップ決勝進出を決めた後に思いを語った。
21日に行われたFAカップ準決勝で、マンチェスター・Uはコヴェントリー・シティと対戦。23分にスコット・マクトミネイがネットを揺らすと、58分までにハリー・マグワイアとブルーノ・フェルナンデスが追加点を挙げて3点をリードする展開に。しかし、71分から立て続けて3失点。試合はPK戦にまでもつれ込んだが、マンチェスター・Uが4-2で制して辛くも決勝進出を決めた。
2シーズン連続のFAカップ決勝進出を決めたマンチェスター・Uだが、テン・ハーグ監督には笑顔なし。イギリス『ITV』で「信じられない試合で、不可解な試合でもあった。長時間完全に試合を支配していたが、終盤にコントロールを失った。それでもペナルティで勝利するためのレジリエンスを示したと思う」とコメントし、試合を振り返った。
「75分間にわたって試合をコントロールしていた。残り15分でのコヴェントリーに賛辞を送らなければならないね。我々は成長しないと。これについては何度も話をしてきた。最初に優位に立ち、その後もこのままゴールラインを越えないといけない。しかし、この段階で我々はミスをして、やるべきことをやり続けられていない」
また、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)に所属するコヴェントリー相手の辛勝後のチームの状況について「複雑な気持ちだ。決勝進出という功績を喜ぶこともできるし、これはとても大きなことだ」と話したテン・ハーグ監督は、チームのメンタリティに問題があるのかとの質問にも回答した。
「このチームが適切なメンタリティを持っていないなんて、言うことはできない。なぜなら彼らは今日、キャラクターを示した。しかし、終盤に統制を失っていた。ボールをキープし、パスをつなぎ続け、ゴールを目指し、そして守備で強くならないといけない。コミュニケーションに関しての問題であり、この面で我々は良くならないといけない」