salah van dijk(C)Getty Images

リヴァプール補強に地元メディア「執拗な憶測が空白を埋めている状況」…主力5人の去就は?

リヴァプールの移籍市場の状況について、地元メディア『リヴァプール・エコー』が伝えている。

昨季限りでユルゲン・クロップ前監督が退任、新たにアルネ・スロット新監督を迎えたリヴァプール。EURO2024やコパ・アメリカに出場した選手の合流はまだのようだが、すでに新体制でプレシーズンをスタートしており、20日は最初の親善試合(vsプレストン:0-1)を戦っている。

そんなリヴァプールの移籍市場について、『リヴァプール・エコー』が分析。補強については「移籍市場が始まって1カ月以上が経過したが、まだ真剣に方針を明かしていない。本物のターゲットについてあまり情報を明かしておらず、そのため新加入選手については妄想やまったくナンセンスなもの、真実の可能性があるものなど、執拗な憶測が空白を埋めている状況だ」と指摘した。

以下に続く

一方で、主力5選手の将来についても分析。昨季は公式戦26試合に出場してリーグカップ制覇にも貢献したGKクィービーン・ケレハーだが、GKアリソンがサウジアラビア勢からのオファーを拒否し続けているため、出場機会を求めて新天地を探す可能性があるという。しかし、リヴァプール側は移籍金2500万ポンド(約51億円)以上を要求するため、簡単に手放すことはないようだ。

そして、同メディアが「最も注目を集める選手」として挙げたのがルイス・ディアス。パリ・サンジェルマンに加えてバルセロナが関心を示しており、父親は本人がいつかスペインでのプレーを希望していることを公言しているという。リヴァプール側は放出に際して7500万ポンド(約153億円)を求め、さらに代役を確保できない限りは移籍を認めない方針だと伝えられている。

さらに『リヴァプール・エコー』は、契約が残り1年を切ったフィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラー、トレント・アレクサンダー=アーノルドについても分析した。ファン・ダイクとサラーはすでに今季の残留を明言、クラブ側も2人をプランの中心と考えているものの、現状のままではシーズン終了後にフリーで退団すると指摘。この状況を避けるためにも契約交渉が不可欠だが、年齢やレアル・マドリーの強い関心を考慮してアレクサンダー=アーノルドの契約交渉を最優先する可能性が高いという。リヴァプールは3選手とも今夏の放出は考えていないようだが、主力3人の契約交渉には注目が集まっている。

広告