ユルゲン・クロップ氏は、自身の今後について言及した。
7シーズン率いたドルトムントでブンデスリーガ連覇やDFBポカール優勝、9年間指揮したリヴァプールではプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げたクロップ氏。昨季限りでリヴァプールを退団すると、その行方に注目が集まっていたが、先日レッドブル・グループのグローバルフットボール責任者に就任したことが発表された。
『スカイ』などの報道では、年俸1000~1200万ユーロ(約16億3000万円~約19億6000万円)の大型契約を結んだとされるクロップ氏。しかし、ドイツではレッドブルのマーケティングを絡めた運営スタイルが度々非難されていることもあり、批判が殺到。ドルトムントの一部サポーターは「自分たちにとって死んだも同然」と厳しい声を上げている。
そんな中、クロップ氏は1月から正式にグローバルフットボール責任者としての仕事をスタート。そして14日には、レッドブル本社で行われた記者会見に出席した。その際、将来的にレッドブルグループで監督を務める可能性があるかどうか問われ、以下のように答えている。
「私がRBチームの監督になることはないよ。これは明確な約束だ。私が保証できる限りは、私はもう監督はやらないよ」
なお、レッドブルグループのRBライプツィヒとRBザルツブルクでは、現在指揮官の進退が話題になっていた。その件についても問われたクロップ氏は、「私はどのレッドブルチームの監督にもならないよ。こうした疑問が浮かばないような体制を作りたいね」と語った。
クロップ氏は今後、RBライプツィヒ、レッドブル・ザルツブルグ、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノ、そしてRB大宮アルディージャの指導者をサポートすることが予想されている。