東京ヴェルディを率いる城福浩監督が、湘南ベルマーレ戦後のフラッシュインタビューに応じた。
東京Vは3日、明治安田J1リーグ第6節で湘南と対戦。試合は湘南に先制される展開となったが、ビハインドで迎えた75分に山見大登のクロスを谷口栄斗が頭で押し込む。そして86分、齋藤功佑と連係してボックス左に侵攻した山見がネットを揺らし、試合をひっくり返した。
そして、試合は2-1で終了。今季昇格組の東京Vにとっては、5646日ぶりのJ1での勝利となっている。試合後のフラッシュインタビューに応じた城福監督は、笑顔を浮かべながら喜びを語っている。
「自分たちの目指しているものをやり続ければ必ず勝ち点3をとれると思っていたので、産みの苦しみではありましたけど、選手たちに早く自信をつけさせてあげたかったです。5000日ぶりですか。そういう意味ではこのクラブの歴史を背負って、苦しい中から這い上がる第一歩だと捉えているので、ここからしっかりと一歩一歩前に進みたいと思います」
一方で、先制された展開については改善の余地があると振り返っている。
「相変わらず前半の相手のプレッシャーが強い時の課題は出たんですが、慌てることなくしっかりと自分たちでボールを動かしながら点を返してていったということは、成果の方で喜びたいと思います。今日はサポーターと喜び合えてよかったので、次は逆転ではなく、先制して試合を進められるようにしたいと思います」
第6節にして今季初白星を飾った東京V。開幕からここまでの戦績は1勝3分け2敗と粘り強い戦いが目立っているが、今節の勝利をきっかけに勢いに乗っていくことはできるのだろうか。