明治安田J1リーグでは21日、第24節のサガン鳥栖vsサンフレッチェ広島が行われた。
今節他会場の試合がすべて前日に行われ暫定19位となった鳥栖が、5位・広島をホームに迎えた一戦。鳥栖はマルセロ・ヒアンやヴィキンタス・スリヴカ、横山歩夢ら、広島はドウグラス・ヴィエイラやマルコス・ジュニオール、松本泰志らを先発起用した。
21分、広島が一瞬の隙を突いて先制点を奪取する。GK大迫敬介がフィードを蹴り込むと前線で反応したD・ヴィエイラが頭でボックス内へ落とす。走り込んでいたM・ジュニオールが確実に沈めてネットを揺らした。
1点を追う鳥栖は後半開始早々の46分に反撃。後方からの浮き球のパスに反応したM・ヒアンが広島DFを背負いながらも巧みな身のこなしでボックス右からシュートに持ち込む。これが決まり、試合は同点となる。
広島は61分に2枚替えを敢行。D・ヴィエイラとM・ジュニオールに代えて加藤陸次樹と満田誠を投入し、次の1点を目指す。
すると71分、右サイドでボールを持った新井直人がニアの松本にグラウンダーのパスを送る。松本は左足で思い切りのよいシュートを放ち、勝ち越し弾をマークした。
終盤の87分にも右サイドからのクロスに反応した大橋祐紀が右足のアウトで合わせてチームの3点目。その後、後半ATにもこぼれ球を拾った満田が決め切って1-4で試合終了を迎えている。
この結果、鳥栖は連敗を喫して降格圏の19位から抜け出せず。対する広島は連勝を飾り、勝ち点40で4位・ヴィッセル神戸と勝ち点差2の5位につけている。