アジアカップ開幕が迫る中、フランス『GFFN』がリーグ・アンのクラブが被る影響について分析している。
カタールで開催されるAFCアジアカップ2023。来年1月12日に開幕し、2月10日に決勝戦が行われる予定となっており、日本代表はインドネシア、イラク、ベトナムと同じグループDに入った。その他にも韓国代表やイラン代表など、アジアの強豪国は軒並み今大会に出場する。
しかし、アジアカップの開催期間も欧州リーグ戦は試合が続いており、各クラブは期間中にアジア各国の代表選手を失うことが予想される。そして『GFFN』は「アジアのスター選手がチームの主軸を担うことが多い」とし、リーグアンのクラブの影響を分析した。
同メディアが「最大の損失を被る可能性がある」と指摘したのはスタッド・ランス。「伊東純也&中村敬斗のウィンガーコンビは、ともに日本代表にとっても重要な存在だ。カタールへ向かう可能性は高い。今季、両者が直接ゴールに絡んだ数は7。特にウィル・スティル監督の下で全15試合に先発し、攻撃の中心を担う伊東の離脱は大きなダメージだ」と指摘した。
また、モナコの南野拓実についても分析。「日本代表招集の可能性があるため、絶好調のアタッカーを失うかもしれない。今季14試合で5ゴール4アシストを記録し、ブレイクしたザルツブルク時代のレベルを取り戻した。3位につけるモナコを牽引する存在の1人だ」とし、チームにとっては痛手となると綴っている。
さらに、パリ・サンジェルマン(PSG)の韓国代表MFイ・ガンインについても言及。「彼もアジアカップ出場に関心を持っているが、12試合の出場にとどまっていることからPSGは他クラブほど反対しないかもしれない」としつつ、「しかし、他のMFとは違った長所を持っており、出場した試合のパフォーマンスは満足すべきだ。さらにウォーレン・ザイール=エメリとファビアン・ルイスの負傷状況や1月の補強など、すべてが(招集に)密接に関係している」と分析した。