フラムMFアレックス・イウォビが自身が注力している活動について言及した。
現在28歳のイウォビは、2019年にアーセナルからエヴァートンへ移籍。昨夏にはフラムへ加入し、ナイジェリア代表としてもプレーをしている。
そのような中でイウォビは先月、プレミアリーグの選手として初めて自身のシングルをリリース。アヤックスのストライカー、チュバ・アクポムと元イングランド・ユース代表のDon-EEことメディ・エリトとともに、イウォビはこの曲「Don't Shoot」をプロデュースした。
『Standard Sport』の取材を受けたイゥォビは、現役選手としては異例とも言える活動についての思いを語っている。
「自分を表現し、ありのままになるためのある種の方法なんだ。趣味であり、サッカーから逃避する方法だ。 サッカー選手のアレックスだけでなく、他の誰かになることで、自由を感じるんだ」
「正直言って、僕はずっと音楽が大好きだった。友人たちが『音楽もちゃんとしてるし、リリースしたら?』って言ってくれて。だから、適切なタイミングでリリースして、気が散らないようにしようと思ったんだ。でも同時に、僕はただのサッカー選手じゃない。みんなと同じ人間なんだ」
また、イウォビは音楽だけではなくチャリティー活動も積極的に行っている。地元から1000人以上が参加するサッカー大会を行い、この収益はすべてチャリティーに寄付され、13歳から18歳までの個人とプロサッカー選手の支援をしている。
「サッカーがあれば、そして自分が持っている影響力があれば、もっと大きな規模で地域社会をまとめることができると思っていたんだ。僕が育ったエセックスやロンドン東部では、みんなサッカーが大好きだったし、サッカーは人々をひとつにする。年齢も性別も関係なく、暑い日に公園に来れば、ケージに入れば、みんながサッカーをしている。歳を重ねるごとに、それを受け継ごうと思ってきたんだ」
「僕はただのサッカー選手ではないということを人々に示そうとしている。一日の終わりには、僕はコミュニティにいて、友達と一緒にいるのが好きで、恵まれない人たちに恩返しをするのが好きな人間の一人なんだよ」
最後には選手としても新シーズンへの意気込みも語った。
「新シーズンのキックオフが待ちきれないよ。フラムでは少し安定しないシーズンを過ごしたけど、自分たちがどれだけ優れているかは分かっている」
「シーズン終盤に話し合っていたとき、僕たちはこのチームのクオリティを見て、順位を上げようと考えていた。 みんなやる気満々だし、準備はできているよ」