元オランダ代表のイブラヒム・アフェレイ氏は、フェイエノールトの上田綺世を評価した。
昨夏にオランダ王者フェイエノールトに加入した上田だが、絶対エースのサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじてその期待に応える活躍を残せず。同様の立場で今シーズンをスタートした同選手だが、ここに来て自身の存在価値を示す大きなチャンスが訪れている。
NACブレダ戦でヒメネスが大腿の負傷を負って長期離脱。これを受け、前節に今シーズン初ゴールを挙げた上田が代役として1-1で終わった28日のNECナイメヘン戦で先発出場し、90分間にわたって精力的なプレーを見せていた。
これを受け、PSVやバルセロナでプレーしたアフェレイ氏はオランダ『Studio Voetbal』で日本代表FWについて「ウエダはかなり良いプレーをしていたと思う。ヒメネスからはまったく見られないプレーを彼から見ることができた」と話し、評価を続けた。
「彼はボールを収めることがとても上手い。彼のおかげでフェイエノールトは頻繁に前方へのボールを使ってプレーすることができていた。球離れがとても良かった。前半、彼はとても良く、上手くボールを収め、ミッドフィルダーがより高い位置でプレーでき、フェイエノールトがプレーを続けることができていた。もちろん、彼は今やむを得ずプレーしている状況で、これはまだ最初の試合に過ぎない。しかし、彼はよくやっていた」
また、上田に得点チャンスがあったものの、相手GKの好守にはばまれた場面については「あれが彼の最高の動きだと思った。タイミングをうかがって、スペースに飛び込み、何もないところからチャンスを作った。これは昨シーズンの後半で私たちがヒメネスから見ることができなかったものだった」と称えた。