現地時間1日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズ第2節が行われ、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の日本人3選手が所属するセルティックは敵地ジグナル・イドゥナ・パルクでドルトムントと対戦した。
共に開幕戦を勝利で飾り、連勝を懸けて臨んだ第2戦。セルティックは古橋、前田が先発メンバーに名を連ね、旗手はベンチからのスタートとなった。
立ち上がりからホームのドルトムントがセルティックを押し込む展開。すると迎えた6分、スルーパスに抜け出したバイノーギッテンスを飛び出したGKシュマイケルが倒してしまいPK。このPKをジャンがど真ん中に沈め、ドルトムントが幸先よく先制する。
敵地で出鼻を挫かれたセルティックだったが、すぐに反撃。9分、エンゲルスの右クロスに飛び込んだ前田が、頭ではなく体でボールを押し込み、前田のCL2試合連続ゴールでセルティックが同点に追いつく。
追いつかれたドルトムントは11分、GKコベルのロングキックをギラシが落とし、ブラントのパスを前線で受けたアデイエミがエリア内左から放ったシュートがブロックしたDFの足に当たってコースが変わり、GKシュマイケルも反応しきれず。ドルトムントが再び勝ち越しに成功した。
勝ち越したドルトムントがその後も攻勢を続け、29分にはペナルティーエリア左でボールを受けたアデイエミが左足を振り抜くと、強烈なシュートがニアハイに突き刺さり、ドルトムントが3-1とリードを広げた。
セルティックとしてはこれ以上の失点は避けたいところだが、39分にコウトの右クロスをトラップしたアデイエミが蹴られる形となり、ドルトムントに再びPKが与えられる。このPKをギラシがゴール左へと決め、ドルトムントが4-1と突き放した。
さらに42分、自陣でボールを受け突破を図った前田だが、ファーストタッチが大きくなり、これを奪ったアデイエミがペナルティーエリア手前から左足でゴール右へと沈めてドルトムントが5点目を挙げた。アデイエミはハットトリックを達成。
後半、4点を追うセルティックは旗手とバジェを投入。一方、大きなリードを奪って後半を迎えたドルトムントは、後半開始早々に絶好調のアデイエミが足を痛め、18歳のデュランビルとの負傷交代を余儀なくされた。
予期せぬアクシデントが起きてしまったドルトムントだが、後半もボールを保持してセルティック陣内へと攻め入る。なかなかボールが奪えないセルティックは耐えながらカウンターを狙うが、厚みに欠けGKコベルを脅かすまでには至らない。
ドルトムントは62分にブラント、グロス、コウトを下げてベンセバイニ、ヌメチャ、バイアーを投入。セルティックは63分に古橋とキューンに代えてヤン・ヒョンジュンとアイダを投入する。
しかし選手を交代してもドルトムントのペースは変わらず、66分にはドリブルでゴール前に切り込んだギラシが右足でネットを揺らし6点目をマークすると、79分にはエリア内のこぼれ球をヌメチャがゴール左へと蹴り込んで7点目を挙げた。
最後まで攻撃の手を緩めなかったドルトムントが、ホームで7-1と大勝し2連勝を飾った。国内で無失点&無敗を続けていたセルティックだったが、今季初黒星が非常に手痛い大敗となってしまった。
■試合結果
ドルトムント 7-1 セルティック
■試合結果
ドルトムント:ジャン(7分PK)、アデイエミ(11分、29分、42分)、ギラシ(40分PK、66分)、ヌメチャ(79分)
セルティック:前田(9分)