チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督について、イギリス『スカイスポーツ』の記者が分析している。
今季からチェルシーの指揮を執るポチェッティーノ監督。夏の移籍市場でも大型補強を敢行したが、ケガ人続出の影響もあってここまで苦しい戦いが続いている。10日のプレミアリーグ第16節でもエヴァートンに敗れ(0-2)、今季7敗目(5勝4分け)。勝ち点19で12位まで転落した。
『スカイスポーツ』のジョー・シュレッド記者は、「わずか12年前、グディソン・パークでの敗戦で(当時の指揮官)カルロ・アンチェロッティが解任された。その12カ月前にカップ戦ダブルと2位フィニッシュを達成したばかり。しかし、この成績では救われなかった」と前置きしつつ、ポチェッティーノ監督の現状を分析した。
「だが、ポチェッティーノに同じような運命が降りかかる可能性は低いだろう。チェルシーは長期政権を熱望しているからだ。しかし、指揮官に対する疑問は膨らんでいる。チェルシーは直近4試合で3敗を喫しており、前節のオールド・トラッフォードでの惨敗に続き、エヴァートン相手にも何も見せられなかった」
「リヴァプール、トッテナム、マンチェスター・シティ、アーセナルから勝ち点を奪った際の進歩は、今では見つけるのが難しい。結局、悲惨な2022-23シーズンと同じ12位に位置している。さらに、プレミアリーグ在籍クラブとしては2023年のワーストタイの勝ち点(39)だ。彼らを下回るチームはない」
「これらが、ポチェッティーノとチェルシーが直面する厳しい現実なのだ」
チェルシーの次節は16日、ホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。