ベンフィカのジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシーとの対戦を前に古巣への思いを語った。
トルコの強豪フェネルバフチェで今シーズンの開幕を迎えたモウリーニョ監督。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフでベンフィカに敗れて本戦出場権を逃すと、その翌日に解任。それでも、それからわずか3週間後、ブルーノ・ラージ監督を解任したベンフィカが招聘に動き、25年ぶりにクラブの指揮官に就任することが決まった。
就任後最初の3試合で2勝1分けと上々のスタートを切ったモウリーニョ監督が30日のCLリーグフェーズ第2節で対戦する相手はチェルシー。2期にわたって計6シーズン指揮し、3度のプレミアリーグ優勝などをもたらしたクラブの本拠地スタンフォード・ブリッジに帰還する。
この試合を前に、モウリーニョ監督はプレスカンファレンスで「もちろん、私はいつまでもブルーズだ。私は彼らの歴史の一部であり、彼らは私の歴史の一部だ。私はより大きなチェルシーになるために彼らを助け、彼らはより大きなジョゼになるために私を助けた」と話し、チェルシーへの思いを続けた。
「私はブルーズではないと言うとき、みんなが明日やる仕事について話をしていると理解してくれることを願っている。(スタンフォード・ブリッジ内のプレスルームの壁に飾られているモウリーニョ監督がプレミアリーグ優勝トロフィーを掲げるなどの)これらの写真、このようなことをやるクラブは多くはない。多くのクラブは過去に起きたことに対しての恐れを抱いているように見える。写真が絶え間なく入れ替わる。彼らはクラブの歴史を築いた人たちを消し去りたいように見える」
「チェルシーがクラブとしてのアイデンティティを失ったように見える悲しい時期もあった。しかし、昨シーズンに起きたことはその軌道を戻すものだった。彼らはエンツォ(マレスカ監督)を信頼していた。ビッグクラブにとってカンファレンスリーグは優勝するのに簡単な大会だ。私はローマで成し遂げた。その後、彼らはクラブワールドカップを制した」
「チャンピオンズリーグがより重要だと言うこともできるが、優勝バッジは多くの意味のあるものだ。彼らは最初の優勝クラブになった。このことが信頼と自信の基盤を作り上げているし、サポーターですらそれを感感じられている。私はここから5分の所に住んでいる。今、フィーリングはまったくの別物だ。失望と疑念の時期があったが、今は幸福と信頼の時期だ」
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