プレミアリーグは10日に第16節が行われ、エヴァートンとチェルシーが対戦した。
トッテナム戦(4-1)やマンチェスター・シティ戦(4-4)のパフォーマンスが高く評価されたものの、その後はニューカッスル(1-4)やマンチェスター・ユナイテッド(1-2)に敗れるなど、苦しい戦いが続くチェルシー。なかなか勝ち点を伸ばせず上位陣との差が広がる中、敵地で連勝中のエヴァートンとの一戦を迎えた。
ギャラガーが復帰もチアゴ・シウバがベンチスタートとなったチェルシーは、立ち上がりは手数をかけずに勢いよく前に出るエヴァートンに苦戦。14分にはパーマーのミドルが枠をとらえたものの、主導権を握れない時間が続く。25分にはハリソンの強烈なボレーシュートを許した。するとチェルシーは27分、リース・ジェームズに代えてコルウィルを投入。アクシデントで早々に交代枠1つを使うことになる。
その後もチェルシーはボールを持つものの、エヴァートンのプレッシャーに苦しみ効果的なチャンスは作れず。前半はスコアレスで折り返す。
チェルシーは50分、マクニールの決定機を許すもののGKサンチェスがファインセーブで防いだが、55分に失点。マクニールのドリブルからDFラインの背後をカルヴァート=ルウィンにとられると、最初のシュートはGKサンチェスがなんとか抑えたが、こぼれ球をドゥクレに叩き込まれた。押し込まれた時間が続く中、先制点を許す苦しい展開となる。
リードを許したチェルシーは、60分にパーマーの直接FKが枠をとらえたが、GKピックフォードが正面でキャッチ。65分にムドリクの突破からボックス内のエンソ・フェルナンデスにパスが通ったが、ここもDFのブロックに阻まれる。ポチェッティーノ監督はその直後、エンソ・フェルナンデスとブロヤを下げてスターリングとジャクソンを投入し、状況の打開を図る。
選手を入れ替えたチェルシーは猛攻を仕掛け、相手ボックス付近でのプレー時間を増やしていく。スターリングやパーマーらを中心にボックス内へ侵入する回数も増えていくが、エヴァートンの体を張った守備を崩すまでは至らない。さらに84分には、負傷していたGKサンチェスも交代に。厳しい戦いが続く。
するとチェルシーは後半アディショナルタイム、CKの流れからドビンに強烈なシュートを叩き込まれて万事休す。試合はこのまま終了し、チェルシーは0-2で敗れた。これで連敗となり、早くも今季7敗目となっている。一方勝利を飾ったエヴァートンは、これでリーグ戦3連勝を達成した。