ブンデスリーガ2部ハノーファーの室屋成はファン投票で前節マクデブルク戦のPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出され、ドイツ誌『キッカー』では第27節ベストイレブン入りを果たした。
2月の試合で負傷した室屋は3月31日のマグデブルクとのアウェー戦に右ウイングバックとして先発出場し、7週間ぶりにプレー。84分には右サイドでボールを受け、ドリブルで相手選手3人を翻弄しながら相手ゴールに迫ると、最後は左足シュートでチーム2点目をマーク。自身今季2ゴール目を記録し、3-0の勝利に大きく貢献した。
そして、クラブの公式ウェブサイト上での投票では52.4%のファンは室屋をPOMに選出。「これ以上ないほどの素晴らしいカムバック。ハンブルガーSV戦で負傷したハノーファー96の右サイドのDFセイ・ムロヤは約2カ月ぶりに2部のリーグ戦でピッチに立った。29歳は90分の間、数多くのデュエルを制し、チームメイトたちとともに無失点に貢献しただけではなく、84分には力強いドリブルから貴重な2点目も奪ったのだ」と記されている。
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また、『キッカー』での室屋の評価はチーム2位タイの「2.5」。単独最高の「2」を与えられた先制ゴールを記録したヤニック・デームに次ぐ評価となった。そのデームは同誌ではPOMに選ばれた一方で、ハノーファーのメンバーは室屋のみがベストイレブンに選出されている。
なお後半開始とともに投入されたマグデブルクの伊藤達哉はチーム2位タイの「3.5」とまずまずの評価だった。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)