29日のラ・リーガ第7節、バルセロナはホームでのレアル・ソシエダ戦に2-1で勝利した。ハンジ・フリック監督は試合後、途中出場から流れを変えたFWラミン・ヤマルを称賛している。
31分にDFアルバロ・オドリオソラの先制点を許したバルセロナは、ソシエダの堅守に苦戦しながらも、43分にCKからDFジュール・クンデがネットを揺らして同点で試合を折り返す。そして59分には、約30秒前にピッチに立ったFWラミン・ヤマルの個人技が炸裂。負傷から復帰したバルセロナの背番号10は、迫力満点のドリブルで右サイドを突破すると、クロスからFWロベルト・レヴァンドフスキの逆転ゴールをお膳立てした。
バルセロナは終盤、MF久保建英にクロスバー直撃となるシュートを放たれるなど肝を冷やしながらも、1点リードを最後まで維持して勝ち点3を獲得。前日にアトレティコ・マドリーに敗れたレアル・マドリーに勝ち点1差をつけて、首位に浮上している。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたフリック監督は、ヤマルの復帰および活躍に満足感を表している。
「ラミンの復帰は素晴らしい。世界中がファンタスティックな選手を目撃したわけだ」
「彼が戻ってきたことを喜ばしく思う。彼はスピード、パワー、チャンスを創出する力がある。復帰はとても素晴らしいことだ」
「しかし、思うに今日はチーム全体が素晴らしかった。オビエド戦から私たちの余裕は68時間しかなかったが、選手たちが最高のプレーを見せてくれたことは信じられないよ」
フリック監督はその一方で、首位に立ったことの重要性を問われると、「まだ道は長いよ」と返答。そして休みなく出場し、またもMVPに輝いたMFぺドリにも称賛の言葉を寄せている。
「ぺドリはスペシャルだ。まだまだ成長途中で、なおかつリーダーにもなろうとしている。信じられないよ」
「彼はピッチのあらゆる場所に顔を出す。守備をして、ボールを奪い、そしてボールを扱えば信じられないことをやってのける。私たちにとって、本当に大切な選手だ。またデ・ヨングとはうまくチームを組織しているね。彼らはピッチ上で何をすべきなのかを理解しているようだ」






