レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、将来的にFCバルセロナを率いる可能性が取り沙汰されている。
今季でソシエダのトップチームを率いて7シーズン目となるイマノル監督。同クラブの哲学であるポゼッションフットボールを実践し、コパ・デル・レイ優勝やヨーロッパリーグ&チャンピオンズリーグ出場権獲得など、着実に結果を残している。
そんなイマノル監督が、将来的にFCバルセロナ指揮官となる可能性をスペイン『スポルト』が報じている。
イマノル監督は先に、スペイン『マルカ』が主催した昨季ラ・リーガ各賞の授賞式に参加し、最優秀監督賞にあたるミゲル・ムニョス賞を獲得。バルセロナで行われた授賞式にはFCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長とデコFD(フットボールディレクター)、さらにはファン投票の賞を受け取ったMFペドリの姿もあったが、彼らはイマノル監督に挨拶をするとともに、その手腕を手放しで称賛したのだという。
「ジョアン・ラポルタ、デコ、ペドリのFCバルセロナ代表者一同は、ラ・レアル指揮官への愛情を隠さなかった」
「ラポルタはイマノルの受賞を祝福するとともに、彼のフットボールを好んでいることを伝えた。デコも興味を持って近づき、さらにペドリは彼の家族がイマノルを称賛していることを認めたのだった」
『スポルト』は、ラポルタ会長やデコFDが将来的に同指揮官の招聘を視野に入れている、との見解を示す。FCバルセロナと似た哲学を有するソシエダの生え抜き監督は、見逃せない存在なのかもしれない。
「イマノルはスペイン・フットボールで大きく名を馳せる監督の一人だ。彼のソシエダは人目を引く、魅力的で輝かしいフットボールを実現しており、誰にとっても無視できない指導者だ」
「イマノルは来季、2025年6月で(ソシエダとの)契約が終了するが、どんな扉も閉ざしてはいない。彼の家であるサン・セバスティアンでとても満足しているものの、すべてが永遠に続くわけではないのだ。彼は現在のラ・リーガにおいて、チョロ・シメオネに次いで監督を務める期間が最も長い人物だ」
「彼はアノエタ(ソシエダ本拠地)のベンチに座り、7シーズン目を迎えている。その前にはラ・レアルの下部組織で働いていた。彼のことを知っている人たちは、FCバルセロナのような下部組織でも立派な仕事を果たせていたはずだと考えている。そして将来的にはFCバルセロナを率いる人物として、その名が大きく鳴り響くことだろう」