アトレティコ・マドリーのMFコケが、同クラブ通算600試合出場を達成した。
アトレティコ最多出場記録を保持するコケは、25日のラ・リーガ第14節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのマジョルカ戦(1-0)に先発し、前人未到の600試合出場の大台に乗せた。キックオフ直後、メトロポリターノの観客は「コーケ! コーケ!」と大合唱し、背番号6はプレーが切れた際に拍手をして感謝の気持ちを示している。
この一戦でもアンカーとしてプレーし、チームの攻守の鍵を握ったコケは試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューで次のように語っている。
「どこまで数字を伸ばせるのかは分からない。本当に楽しめているよ。ここまでの自分の努力には満足感を覚えている」
コケはアトレティコから戦力外を通告されない限り、同クラブでプレーし続ける考えだ。
「僕は人生を通してアトレティコの人間だ。可能な限り出場試合数を伸ばしていきたい。それは僕次第にはなり得ない。できるだけ長く、ここにいられたらうれしいね」
またディエゴ・シメオネ監督は試合後会見で、コケの偉業を祝福。600試合出場がコケの選手としての実力によって達成されたものであることを強調した。
「チームメートが見守る中で、コケ本人に言ったことと同じ内容をここでも話させてもらう」
「600試合はとんでもない数字だ。それはコケにふさわしい偉業であり、彼自身が勝ち取ったものにほかならない。誰も何もプレゼントなどしていない。私たちは彼の団結心、努力、誠実さに感謝している。何よりも、これだけ長年一緒にプレーしていても、選手と監督のラインを越えようとしない姿勢にね。これだけ一緒にいて、そのラインを尊重できるのは簡単なことじゃないんだ」