Alvaro MorataGetty Images

アトレティコが怒涛のホーム19連勝!モラタ&A・コレア弾でアルメリアを破り、1試合未消化ながら首位レアルと勝ち点5差

10日のラ・リーガ第16節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのアルメリア戦を2-1で制した。

前節バルセロナ戦を0-1で落として、公式戦18連勝中というまさに難攻不落の要塞メトロポリターノに戻ってきたアトレティコ。ラ・リーガ最下位に沈み、アウェーで勝ち点1しか獲得できていないアルメリアを相手にして、終わってみればやはり勝利は堅かったと言えるかもしれない。……ただメトロポリターノには、少なからず緊張も走っている。

GKオブラク、DFマルコス・ジョレンテ、サビッチ、ヴィツェル、アスピリクエタ、リーノ、MFデ・ポール、コケ、グリーズマン、FWモラタ、アンヘル・コレアを起用したアトレティコは序盤、ボールを保持してアルメリアを攻め立てて、2点のリードを得る。

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先制点を決めたのは17分、グリーズマンのボール奪取からペナルティーエリア手前のモラタがパスを受けると、まず対面するセサール・モンテスを突破してエリア内に侵入し、次に飛び出してきたGKマキシミアーノもかわして無人のゴールにボールを流し込んでいる。モラタは5試合ぶりゴールで、公式戦得点数を13、ラ・リーガ得点数を8に伸ばした。

アトレティコが加点したのは22分のこと。再びボールを奪取したグリーズマンが右サイドを走るM・ジョレンテにスルーパスを出し、14番のグラウンダーのクロスをA・コレアが押し込んだ。A・コレアは11試合ぶりゴールで、今季公式戦4得点目。

2点差としたアトレティコだったが、慢心も出たのかそこから一気にペースダウン。アルメリアの攻勢も許して、62分にはスコアをタイに戻された。ポソのシュートをオブラクが弾くと、アトレティコを古巣とするレオ・バプティスタンがそのこぼれ球に詰め寄って、ネットを揺らしている。

失点の直前にモラタとデ・ポールをメンフィスとサウールに代えていたシメオネ監督は、75分にA・コレア、アスピリクエタ、リーノも下げてリケルメ、ヒメネス、モリーナを入れる。だが終盤に入ってもアトレティコは追加点を奪えず、またあと1点でアトレティコの連勝記録を止められるアルメリアのチャンスを許し続けた。

動揺、そして緊張が走ったメトロポリターノ。しかし、やはりここは数々の逆境を乗り越えてきた、反逆の集団たるアトレティコのホームスタジアムだった。80分を過ぎると観客は覚悟を固めて、全力でシメオネ監督のチームを応援。「アレ! フォルツサ・アトレティ・アレ!」のチャントを何度も歌いながら、攻守で苦戦するピッチ上の11人を支えた。

アトレティコはその後、メンフィスらがシュートチャンスを迎えても決め切れず(しかし観客は万雷の拍手で励ましていた)、リードを広げられなかったが、それでも1点のリードを最後まで守り切りホーム19連勝を達成した。2試合ぶり勝利の同チームは、第4節セビージャ戦未消化ながら勝ち点を34として暫定3位に浮上。前日にベティスと分けた首位レアル・マドリーとの勝ち点差は5となっている。

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