チャンピオンズリーグ(CL)は1日にリーグフェーズ第2節が行われ、アーセナルとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
開幕節は敵地でアタランタと辛くも引き分けた(1-1)アーセナルと、白星発進を飾ったPSG。ヨーロッパの強豪同士がアーセナルの本拠地で激突した。ホームチームではサカやハヴァーツ、ライスらいつもの主力が軒並み先発入り。PSGでは、指揮官との衝突が発覚したデンベレがメンバー外に。主将マルキーニョスやGKドンナルンマらがスタメンに入っている。
試合はホームのアーセナルがボールを握り、9分にはサカが得意のカットインから強烈なシュートを放つと、19分にはハヴァーツが決定機。一方のPSGも10分にハキミがボックス内に侵入してチャンスを作るなど、序盤から互いにゴールへと迫る激しい展開に。すると20分、トロサールが持ち運んでピンポイントのクロスを送ると、最後はハヴァーツがヘッドで押し込んだ。アーセナルが良い時間帯にリードを奪う。
失点したPSGだが、その後圧力を高めていくと、28分にはヌーノ・メンデスがポストをかすめる際どいシュート、31分にはスピードを生かしたハキミが決定的なシュートを放つ。しかし、次のゴールもアーセナルだった。35分、得意のセットプレーからサカがクロスを送ると、そのままゴールイン。大きな2点目を奪った。前半はアーセナルが2点リードで折り返す。
2点をリードするアーセナルだが、後半頭からティンバーに代えてキヴィオルを投入。カラフィオーリが右サイドバックへと移った。52分にはワンタッチのパス交換からマルティネッリが決定機を迎えたが、シュートはGKの正面へ。58分にもマルティネッリのクロスからハヴァーツのヘッドが枠をとらえたが、ここもGKドンナルンマに阻まれている。
両チームは64分に選手を交代を敢行し、PSGはファビアン・ルイスとコロ・ムアニを投入。一方のアーセナルはトーマスを下げ、今夏に加入するも肩のケガで離脱が続いていたミケル・メリーノが登場。スペイン代表MFが待望のアーセナルデビューを果たした。
PSGは選手交代直後、セットプレーからジョアン・ネヴェスがバー直撃のシュートを放つと、ファビアン・ルイスのシュート、イ・ガンインの強烈なブレ球ミドルと再びゴールに迫っていく。アーセナルはやや押し込まれる時間が続く中、74分にトロサールに代えてジェズスを投入した。
アーセナルは75分にマルティネッリが迎えた決定機を活かしきれず、3点目こそ奪えなかったが、PSGの攻撃を最後までシャットアウト。このまま2-0で今季CL初勝利、公式戦の無敗を継続した。一方のPSGは、これが今季初黒星となっている。