ユヴェントスの元フランス代表MFポール・ポグバに4年間の出場停止処分が下された。
ポグバに関しては、昨年8月20日に行われたセリエA開幕節のウディネーゼ戦におけるドーピング検査で陽性反応が示された。検査では筋肉量の発達に関与する非内因性テストステロン代謝物を確認。その後、Bサンプルにおいても陽性反応を示したことから処分が確実となり、以降クラブでの試合も欠場していた。
そして今回、イタリア反ドーピング裁決機関はポグバに対し、反ドーピング機関検察局が求めていた4年間の出場停止処分の裁決を下した。予防措置として試合に欠場してきた期間は4年に含まれるため、3年後の2027年に処分期間が終了することになる。
今後、ポグバはCAS(スポーツ仲裁裁判所)に控訴するとみられるが、処分の軽減がなければキャリアにとって非常に厳しいものに。現在30歳のポグバは2027年3月に34歳となることで、トップレベルでピッチに戻るのは困難になるとみられている。また、ポグバと2026年6月までの契約を締結しているユヴェントスが、同選手との契約解除に動く可能性も高まっている状況だ。
なお、ポグバは今回の処分を受けて、自身のSNS上で、「判決は間違っている。プロキャリアで築いてきたすべてが奪われ、悲しく、ショックだし、心が張り裂けている。プロアスリートとして、禁止薬物を使用して自分のパフォーマンスを向上させることは決してしないし、仲間のアスリートや対戦したチームのサポーターなどを軽視したり欺いたことは一度もない。今回の結果を受けてスポーツ仲裁裁判所に控訴する」と意図的な使用を否定し、控訴を表明した。
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