日曜日のミラノ・ダービー(ACミラン対インテル)は、例年ほどの試合前の盛り上がりを見せなかった。その主な理由は、セリエA首位でライバルに10ポイント差をつけていたネラッズーリ(インテル)の存在にあった。リーグ戦8連勝中のインテルは自信に満ちており、あと1勝すれば優勝争いを決着させられる状況だった。
しかしミランは優勝目前の王者への屈服を拒んだ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督率いるチームは予想を覆し、ペルビス・エストゥピナンのロッソネリ(赤黒軍団)初ゴールで1-0の勝利を収め、15年ぶりのインテル戦リーグ戦ダブルを達成した。
前半終了間際に先制点を許したインテルは猛攻を仕掛けたが、ミランの守備陣が壁となって押し返した。首位チームを枠内シュート1本に抑え込み、コニ・デウィンターが守備の要として圧倒的な活躍を見せた。
3バックの右サイドでプレーしたフィカヨ・トモリも最高のパフォーマンスを発揮。フランチェスコ・ピオ・エスポジートとフェデリコ・ディマルコの脅威を完全に封じ込めた。チェルシー出身のトモリはミランで5シーズン目を迎えるが、この試合では4回の空中戦勝利、4回のクリア、83%のパス成功率を記録。安定したプレーはイングランド代表のワールドカップメンバー候補としてダークホースとなる可能性を大いに示した。
さらに驚異的な回復力も見せ、筋肉の問題と思われる痛みを抱えながらも、90分間フル出場を続けた。
「コンパクトな陣形維持に重点的に取り組んできた。インテル相手に無失点で抑えるのは容易ではない。我々の努力が実を結んだ証だ」とトモリは試合後に語った。「ダービーは常に特別な試合であり、常に厳しい。勝利を喜んでいる。今夜は楽しみ、シーズンを力強く締めくくることに集中する」
ミランはインテルとの7ポイント差を埋めるため残り10試合を戦うが、希望は蘇った。特にトモリがこれほど堅固な基盤を提供し続けるなら、シーズン終盤の逆転劇も完全に否定できない。