試合終了のホイッスルが鳴る前から、フライブルクのサポーターはスタンドを降り始めた。歴史的な決勝進出が決まった瞬間、熱狂は止められなかった。選手たちは大きな輪を作り、シュスター監督は涙を流した。ファンもピッチに殺到し、喜びを共有した。 チームは夢の舞台イスタンブールへあと一歩。ヨーロッパの旅は佳境へ。
Getty Imagesフライブルクはヨーロッパリーグ準決勝第2戦でスポルティング・ブラガを3-1(前半2-0)で破り、第1戦の1-2敗戦を覆し決勝進出を決めた。5月20日、トルコ・イスタンブールで行われるクラブ史上初の欧州カップ戦決勝ではアストン・ヴィラが相手だ。
「大声で叫びすぎて声が出ない。あと1歩だ。クラブ史上最も重要な試合を控えている。フライブルクにとって一生に一度の出来事だ」とマティアス・ギンターはRTLのインタビューで語った。
ヴィンチェンツォ・グリフォは安堵の笑みを浮かべた。「本当に最高だ。このチーム、クラブ、街は決勝に進む価値がある。数年の努力を思えば……」と33歳は語った。「勝てば祝うだろう。その夜は眠れないかもしれないが、睡眠不足でも日曜の試合で力を出せるさ」 次はブンデスリーガでハンブルガーSVとのアウェー戦が待っている。
SCフライブルクは数的優位を最大限に活かした
ルーカス・キュブラー(19分、72分)とヨハン・マンザンビ(41分)のゴールでフライブルクが歓喜に湧いた。ブラガはパウ・ヴィクトル(79分)が得点したが、マリオ・ドルゲレスが6分に退場し、長時間10人で戦った。 シュスター監督率いるチームはホームでの圧倒的な強さを武器にしていた。SCは今季ELのホーム7試合で全勝。
試合前、GKノア・アトゥボルはRTLのインタビューで「自分たちの力を理解している。接戦になる」と語った。ただ、SCは鈴木裕人の欠場という課題もあった。 この日本人選手は日曜のブンデスリーガ・ヴォルフスブルク戦(1-1)で右鎖骨を骨折。代わりにシュスター監督はベテランのニコラス・ヘフラーを先発起用した。
ホームサポーターの熱狂的な後押しを受け、フライブルクは序盤から主導権を握った。6分には相手DFドルジェレスがベステの決定機を阻み、レッドカードで退場。
ブラガは早々に時間稼ぎに走り、フライブルクの圧力は強まる一方だった。6分にはクブラーの右クロスがDFにブロックされたが、こぼれ球を再び右から押し込み先制。
その後もフライブルクは冷静にビルドアップを続け、マンザンビが左から切り込んで20mの右隅に追加点。前半アディショナルタイムにはビクター・ゴメスのシュートがポストに救われた。
後半もフライブルクが攻勢を強める。ヴィンチェンツォ・グリフォのシュートはポストを叩き(47分)、マティアス・ギンターの低いシュートはわずかに枠を外れ(49分)、マンザンビのシュートはGKルカス・ホルニチェクがコーナーに救った(53分)。
3万3700人の観衆の前でブラガも粘り、ゴルビー(58分)とムティニョ(69分)がチャンスを生かせず。その後キューブラーがヘディングで追加点を決めたが、ブラガも最後まで諦めず試合は終盤まで緊張感を保った。
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