外国籍枠拡大、VAR導入。2019シーズンのJリーグ、主な7つの変更点

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  1. Goal Japan

    ■ゼロックス杯のPK方式が変更

    新シーズンの開幕を告げる『FUJI XEROX SUPER CUP 2019』。昨季J1を連覇した川崎フロンターレと天皇杯を制覇した浦和レッズが激突。川崎Fは、昨季セレッソ大阪に敗れた雪辱を、浦和も2年前に鹿島アントラーズに敗れたリベンジを果たす機会となる。

    90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は延長なしのPK戦に突入する方式は変更なしだが、PK方式が「ABBA方式」から「ABAB方式」に変更される。同方式は従来のPK戦に用いられるものだ。

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    ■VARの一部試合導入

    ロシアW杯やアジアカップでも用いられた最新テクノロジーが、いよいよJリーグに適用される。2019シーズンより、JリーグYBCルヴァンカップのプライムステージ全13試合(準々決勝、準決勝、決勝)、J1参入プレーオフ1試合(決定戦)の最大14試合にVARを導入する。(※J1参入プレーオフの1回戦、2回戦においては追加副審(AAR)を導入)

    導入の理由についてJリーグは「審判員の教育が順調に進んでいること、および、VAR介入の対象となる事象が起こる可能性がより高いトップレベルの試合に導入を行うことで、VARの効果をより正確に検証のうえで今後の導入の方向性を議論するための材料とするため、導入を決定した」と説明。

    そのうえで「審判の判定のうち、試合結果に影響を与える『明白で明らかな誤り』について、VAR導入試合においては限りなくゼロに近づく」こと、「選手による乱暴な行為や審判に対する異議等が減り、よりフェアでクリーンなプレーができる」部分に期待を寄せている。

    一方で、FIFA(国際サッカー連盟)およびIFAB(国際サッカー評議会)より通達のある、VAR導入に際し、担当審判員のトレーニング、開催スタジアムでの事前テスト、FIFA立合いの検査等の各種要件を充足したうえで、FIFAおよびIFABからの事前認可取得が必要となる。

    この条件を達成するべく、2月16日に埼玉スタジアム2002でNEXT GENERATION MATCHでVARを先行導入する。なお、FUJI XEROX SUPER CUPではVARの導入はない。

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    ■ホームグロウン制度の導入

    同制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入された。

    ホームグロウン選手(以下、HG選手)は規定の人数以上、トップチームに登録しなくてはならないもので、HG選手については、「12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手」で、「満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする」ことが定義されている。

    その中で「期間は連続していなくてよい」、「21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする」、「選手を国籍、又はプロ/アマの別、又は年齢で区別しない」、「JFA・Jリーグ特別指定選手は、HG選手と見なさない」とある。

    規定人数は、J1については2020年までが2人以上で、21年は3人以上、22年は4人以上と増加していく。J2ならびにJ3は21年まで定めなしだが、22年より1人以上が必要となる。

    このHG選手登録が規定数に満たない場合は罰則が生じる。「不足人数と同数を、翌シーズンのプロA契約25名枠から減ずる」こと、「AFCチャンピオンズリーグ出場クラブの場合、プロA契約27名枠から減ずる」処分が科される。

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    ■外国籍選手枠の拡大

    外国籍選手の登録は、J1、J2、J3ともに制限を設けないこととなった。試合エントリー(ベンチ入り含む)および同時試合出場は、J1が5人、J2・J3は4人が上限となる。ルヴァンカップは、それぞれの所属リーグの外国籍選手枠を適用し、J1参入プレーオフは、外国籍選手の試合エントリー(ベンチ入り)・試合出場は4人を上限とすることが決まった。

    なお、Jリーグ提携国(2018年11月20日現在:タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)の国籍を有する選手は、外国籍選手の人数に含まれない。いずれも規制緩和によってクラブの選択肢を広げることで、高水準の競争を実現することを目的としている。

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    ■2年ぶりにワールドチャレンジが開催

    Jクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」が、2年ぶりに開催されることが決まった。Jクラブからは、J1昨季王者の川崎フロンターレが出場。7月19日(金)に日産スタジアムで行われる。なお、現時点で対戦相手は未定となっている。

    同大会は17年にも開催。16年J1王者の鹿島アントラーズ、16年ルヴァンカップ王者の浦和レッズが出場し、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムント、スペインのリーガ・エスパニョーラに所属するセビージャとそれぞれ対戦した。

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    ■J3は18クラブによる総当たり戦に

    J3は新規入会を果たしたヴァンラーレ八戸が加わり、全18クラブとなった。これによりホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりリーグ戦が34節、計306試合行われることとなった。

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    ■クラブ名、スタジアム名称の変更

    J3に所属するグルージャ盛岡が、2019シーズンより名称をいわてグルージャ盛岡に変更した。なお、短縮名称は「盛岡」から「岩手」となり、エンブレムも変更となった。

    スタジアム名称にも変更があった。今季J1を戦う大分トリニータがホームスタジアムとして使用している「大分スポーツ公園総合競技場(現登録名:大分銀行ドーム)」が、2019年3月から2024年2月までの5年間、昭和電工株式会社との施設命名権契約締結に伴い、スタジアム名称が「昭和電工ドーム大分」となる。略称は「昭和電ド」に決定した。

    また、サガン鳥栖のスタジアム名称も変更に。「ベストアメニティスタジアム」から「駅前不動産スタジアム」となった。略称は「駅スタ」に決まっている。

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