審判団による判定ミスの連続から、プレミアリーグは来季からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を導入することで合意している。サウサンプトンFWチャーリー・オースティンにとっては願い通りになった格好だ。
オースティンは試合後のインタビューで、オフサイドによるゴール取り消しがなければ勝ち点3を獲得していたと怒りを露わにした。来シーズンからプレミアリーグにVARが導入されることを踏まえ、『Goal』は今季これまでにあった不可解な判定を見ていく――。
Getty審判団による判定ミスの連続から、プレミアリーグは来季からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を導入することで合意している。サウサンプトンFWチャーリー・オースティンにとっては願い通りになった格好だ。
オースティンは試合後のインタビューで、オフサイドによるゴール取り消しがなければ勝ち点3を獲得していたと怒りを露わにした。来シーズンからプレミアリーグにVARが導入されることを踏まえ、『Goal』は今季これまでにあった不可解な判定を見ていく――。
Gettyセインツ(サウサンプトンの愛称)はマノロ・ガッビアディーニによる先制点でリードしたが、ワトフォードDFヨゼ・ホレバスの同点弾で最終的に引き分けに終わった。しかし、オースティンはこの同点弾の前にゴールネットを揺らしていた。だが、その前に吉田麻也がオフサイド位置でボールに触っていたとして得点は認められなかった。
Getty2-1でリヴァプールがリードして迎えたロスタイム、スパーズ(トッテナムの愛称)FWソン・フンミンはペナルティエリア内でサディオ・マネに倒された。しかし、マイケル・オリバー主審の笛は鳴らなかった。
Gettyマネはこの試合でゴールを挙げたが、オフサイドを理由に得点が認められなかった。たしかにオフサイドポジションにいたが、先にボールに触ったのがロベルト・フィルミーノだったため、オフサイドにはならないはずだった。しかし、悔しくも判定取り消しとなった。
Getty Images今シーズン最も議論を呼ぶ判定だ。ペナルティエリア内で、明らかにアシュリー・ヤングは腕でジョルジョ・シェルベイのクロスを弾いたにも関わらず、タッチラインを割ったと宣告。さらに、アントニー・テイラー主審はニューカッスルにCKさえ与えず、ヤングに警告すら出なかった。
Gettyこの試合でアーセナルはオーバメヤンの得点で勝ち越したが、その前にハンドがあったのではないかと疑問視されている。専門家の間では、あの得点は取り消されるべきだったという見解で一致している。
GettyワトフォードMFナサニエル・チャロバ―は、ボックス内ですでに警告を受けていたサウサンプトンDFライアン・バートランドに倒されたが、2枚目のイエローカードは提示されなかった。ましてや、ワトフォードにPKすら与えられなかった。

チェルシーの本拠地で行われたトフィーズ(エヴァートンの愛称)との一戦で、ジョルジーニョはエヴァートンMFギルフィ・シグルトソンを悪質なタックルで倒した。レッドカードに値するものだったが、イエローカードすら出なかった。
Getty Imagesキャプテンのヴァンサン・コンパ二は、アーロン・レノンに対して足の裏を見せてタックルを行い、退場処分にされるべきだった。足を上げ、ワンテンポ遅れて、ボールがない場だったにも関わらずただの警告で済まされた。
GettyマンCの2点目はえらく奇妙な状況から生まれた。バーンリーの選手たちはファウルにより試合が止まったと思い、動きを止めた。そして、主審のジョナサン・モスはPKを宣言しようとしたが、笛が鳴ることはなかった。シティはそのままプレイを続行し、そしてゴールが生まれた。

チリ人ストライカーは、ハーフライン上でボールを奪い、アントニー・マルシャルの同点弾のお膳立てをした。だが、ボールを奪った際、彼の両腕にボールが当たっていたが、処分の対象にはならなかった。
Gettyウルブスのトラオレは幸運だった。サウサンプトンFWネイサン・レドモンドに、文句なしにレッドカードに値する悪質なタックルを見舞ったが、退場処分とはならなかった。
Gettyフルアムのデニス・オドイがエヴァートンのドミニク・カルヴァ―ト=ルーウィンを自陣エリア内で倒した。そして、レフェリーのロジャー・イーストはエヴァートンにPKを与えた。しかし、選手同士がぶつかっただけであり、よくある交錯だった。
Gettyパブロ・サバレタのクロスからフェリペ・アンデルソンが先制点を挙げたが、その前にすでにサイドラインを割っていたという判定で得点取り消しとなった。
Gettyティモシー・フォス=メンサーはワトフォード主将トロイ・ディーニ―に足を負傷させるタックルをしたが、警告で済んでしまった。
GettyアーセナルFWピエール・エメリク・オーバメヤンはこの試合でチームの2点目となるゴールを挙げた。しかし、アーロン・ラムジーが明らかにオフサイドであった。だが、審判団はそれに気づかずゴールが認められた。