GettyGoal
プレミアリーグ、2017-18シーズン前半戦のワーストイレブンは?
Gettyジョー・ハート| ウエスト・ハム
イングランド代表GKのシーズン通しての体たらくは一体何と説明したらよいものか。かつてマンチェスター・シティとスリー・ライオンズで絶対的な背番号1の座についていたものの、ウエスト・ハムへのレンタル移籍により、その座を失い、来夏のワールドカップの代表メンバー入りも危ぶまれている。ハートはわずか14試合で30失点。ガレス・サウスゲイト監督は賢明な判断を下すことだろう。
Getty Imagesセドリック・ソアレス| サウサンプトン
今シーズンのプレミアリーグで、彼以上に失点に直結するミスを犯した選手はいない。サウサンプトンの守備陣はプレミアリーグのなかでそれほど脆い部類に入るわけではないが、彼が右サイドバックで出場すると途端に効率的に機能しなくなってしまっている。
Getty Imagesヴィクトル・リンデロフ| マンチェスター・ユナイテッド
チームメートからのカバーなしには単純な守備の仕事も遂行できないため、ジョゼ・モウリーニョにとっては新たなディフェンダーを獲得することが急務となった。シーズン初先発となったハダースフィールド戦で、彼は2つの失点の原因となりチームは敗北を喫した。その試合、リンデロフは67分にベンチに引っ込められている。
Gettyアシュリー・ウィリアムス| エヴァートン
今シーズンのプレミアリーグにおいて、彼より心地悪そうにプレーしているDFはおそらくいないだろう。ロナルド・クーマン体制下のエヴァートンが不調に陥った主な要因の一つと言えるウィリアムスは、サム・アラダイスが築く防御壁の一員として起用されるかもしれないが、彼はここ数カ月の間ある意味コメディ的な存在であったことは間違いないだろう。
Getty Imagesダニー・ローズ| トッテナム
今夏、トッテナムよりも金満なビッグクラブからの関心に目をくらませたが、彼はクオリティの証明と切望する移籍を勝ち取るために懸命にプレーするものと思われた。しかし、彼がプレミアリーグで出場した4試合では左サイドバックとして安定感を欠き、片方の目ではマンチェスターのクラブのほうを見ているようである。ビッグマッチでマウリシオ・ポチェッティーノ監督が左サイドバックに自信を持って起用するのはベン・デイビスである。
Getty Imagesレナト・サンチェス| スウォンジー・シティ
鳴り物入りでバイエルン・ミュンヘンからローンで加入したサンチェスが今シーズンここまででやったことといえば、広告看板にパスをしたことである。彼に才能があるのは間違いないが、適応が上手くいっていない若手にとっては、馬鹿げたほどに精度の欠いたシュートが、移籍が高価な失敗に終わったと片づけられる危険性をはらんでいる。
Getty Imagesジョンジョ・シェルビー| ニューカッスル
良い選手ではあるが、あまりにセント・ジェームズパークで感情に任せたプレーをすることが多すぎる。すでに25歳で成熟しているべきであるが、今シーズンすでに出場停止により4試合を欠場している。ニューカッスルがプレミアリーグに残留を果たすためには、ラファエル・ベニテスが彼をフィットさせ、全ての試合で稼働させる必要があるが、頭に血が上りやすいプレーぶりにはもはやこのスペイン人監督も頼っていられないといったところだろう。
Gettyティエムエ・バカヨコ| チェルシー
洗練されたプレーを見せるエンゴロ・カンテと同じ環境で、無様なバカヨコはスタンフォード・ブリッジにやってきて以来インターネット上で笑いのネタにされており、4,000万ポンド(約60億円)の選手がボールをトラップすることだけを期待されている。ここのところのプレーぶりは回復の兆しを見せているものの、彼の獲得に費やした金額を少しでも取り戻すには急激なパフォーマンスアップが求められる。
Gettyヘンリク・ムヒタリアン| マンチェスター・ユナイテッド
出場機会の確保に苦しんでいる。1800年代であれば彼のサーカスのようなプレーにお金を払う人が多くいたかもしれないが、現在のオールド・トラッフォードでは多くのファンがこの才能あふれるアルメニア代表のムヒタリアンに一体何が起こったのかと長らく不思議に思っている。3試合で5アシストと出足好調だったものの、12月に入ってからはわずか7分しかプレー機会を得られておらず、ジョゼ・モウリーニョも次の移籍市場で彼を売りに出すことを明らかにした。
Gettyクリスティアン・ベンテケ| クリスタル・パレス
ベンテケは今シーズン、負傷により5試合欠場を余儀なくされたが、それでも彼のゴール数はファンの表情を曇らせるものだ。13試合に出場して奪ったゴールはレスター戦でのわずか1ゴールのみ。クリスタル・パレスは降格回避の戦いが続いていくが、このベルギー代表のゴール数が伸びない限りは間違いなく降格してしまうだろう。
Getty Imagesアレクシス・サンチェス| アーセナル
もしアレクシスのマンチェスター・シティへの移籍が成立し、トーマス・レマルがアーセナルへやってきていたらどうなっていただろうか。早くに才能を開花させたが、ガナーズが最も必要としていたときにはどこかにいってしまっていた選手を解放していれば、すでに途絶えてしまったかのようなタイトル獲得への道も閉ざされていなかったかもしれない。情熱的であり、かつてはチームにとって不可欠な存在だったが、今ではアーセナル・ファンの中にはアレクシスの放出が決まるのをただ待っているものもいるようだ。
GOALここまでのワーストチーム
こちらのラインナップはいかがだろうか?
広告