ブレシアに3年間在籍した後、2014年にエスポージト兄弟全員がインテルと契約した。サルヴァトーレはネラッズーリでトップチームデビューを果たすことなくSPALへと移籍したが、セバスティアーノは2019年、わずか16歳でUEFAヨーロッパリーグのフランクフルト戦でプロデビューを果たし、現在はカリアリへ期限付き移籍中である。 ピオについては、17歳の時点でインテルのU-19チームに所属し、2023年にはクラブと新契約を結んだ後、スペツィアへ期限付き移籍を果たした。
ピオのセリエBでの初年度は、わずか3ゴールに留まったものの、2年目に爆発的な活躍を見せて35試合で17ゴールを記録。これによりインテルは昨夏、彼をジュゼッペ・メアッツァに呼び戻す決断を下し、新監督のクリスティアン・キヴは即座にピオをFIFAクラブワールドカップの招集メンバーに選んだ。これは全く驚くべきことではなかった。なぜなら、ルーマニア人指揮官がプリマヴェーラを指揮していた頃から、両者は互いをよく知っていたからだ。
ピオはクラブワールドカップ初戦のモンテレイ戦をケガで欠場したものの、第2戦の浦和レッズ戦では46分に兄セバスティアーノに代わって途中出場。グループステージの最終戦のリーベル・プレート戦ではインテルで初のスタメンを飾り、72分に初ゴールも決めた。
「まだ実感が湧かない」と、シアトルでの一戦で先制ゴールを決めた若者はクラブ公式サイトに語った。「夢のようだった。周りを見渡すとラウタロが喜んでいるのが見えて、『ああ、本当に決めたんだ!』と思った。そして、タッチライン際に兄の姿を見つけると、すぐに駆け寄って抱きしめたんだ」
「これはスペツィア時代も含め、長年にわたる努力の結晶だ。デビューからわずか数日でゴールを決められるなんて信じられない。監督は自分の長所を最大限生かすよう指示してくれた。チームメイトのクオリティの高さもあり、それができたと思う。インテルで再びチャンスをくれた監督に感謝している」