そこで、ディエゴ・シメオネ監督が、迫るバルセロナとのチャンピオンズリーグ準々決勝や、4月18日のレアル・ソシエダとのコパ・デル・レイ決勝を見据えて、レギュラーの一部をローテーションさせたのに対し、ハンジ・フリック監督はベストメンバーを投入した。確かに、ラフィーニャやフレンキー・デ・ヨング、そして復帰したばかりのジュール・クンデらが負傷で欠場していたが、それ以外は、フリック監督が「現時点で最高の11人」と信じる布陣を選んだ。
そこで注目されたのは、ロベルト・レヴァンドフスキがそのメンバーに入っていなかったことだ。むしろフリックは、ダニ・オルモを「フォールスナイン」として起用し、その両翼にスピードのあるウインガー、ラミン・ヤマルとマーカス・ラッシュフォードを配置することを選んだ。オルモはラッシュフォードと良い連携を見せ、前半終了間際にイングランド代表のラッシュフォードがバルサの同点ゴールを決めるきっかけを作ったものの、フリックはこの実験をわずか45分で打ち切ることを決断した。








