元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレスが、バルセロナFWラミン・ヤマルらのエスパニョールを侮蔑するような言動に対して見解を示している。
11日のラ・リーガ第31節バルセロナ対エスパニョール(4-1)では、バルセロナの選手たちの試合後の言動が話題となった。
MFガビがエスパニョールの選手たちと衝突し、同選手に加えてMFフェルミン・ロペス、ヤマルらが、バルセロナサポーターのエスパニョールを嘲るチャントに参加。「何年経ってもお前たちのことは忘れない。俺たちはお前たちをこの街から追い出した。そしてお前たちはチャンピオンになるために2部に降格したんだ。お前たちが消滅することを願っている」という過激な歌詞のチャントに対して、選手同士で肩を組みながら飛び跳ねた。さらにヤマルは『インスタグラム』を通じて、「バルセロナの街はブルグラーナ(青とえんじ)だ!いつものように、また耐えなきゃいけないな」と、エスパニョールに向けたメッセージを発信している。
地元のライバルが相手とはいえ、選手たちが対戦相手を侮蔑するような言動には批判も起こっている。これについて見解を述べたのが、カニサレス氏だ。
現在は解説・コメンテーターとして活躍する同氏は、問題の本質が選手たちを注意できる人間がいなくなっていることだと指摘。スペインのラジオ局『カデナ・コペ』の番組“ティエンポ・デ・フエゴ”で次のように述べた。
「トップレベルの選手たちは今、かつてないほどに金を動かすようになった。そして、その周囲にいる人間の数もかつてないほど多くなっている。以前、選手の周囲にいた人間は選手よりも金を持っていて、私たちはそんな彼らに敬意を持っていた。選手のことをしっかりとしつけていたからだ」
「しかし現在、選手の周囲にいる人間は、選手に何も言うことができないでいる。そんなことをすれば自分のビジネスが台無しになり、道に放り出されることになるからだ。彼らは選手のコンサルタントをしているのではなく、ただただ気を損ねないようにおべっかを使っているんだよ」
「今、選手が何か悪いことをするといえば、その代理人は『心配するな。私がサポートする』と言うだけなんだ」
また同番組のディレクターおよび進行役を務めるパゴ・ゴンサレス氏は、「バルセロナの若手選手たちの振る舞いを見たとき、考えたのはイニエスタとプジョールのことだった。彼らはすべてを勝ち取ったが、あんなことをする必要は一切なかった。品位というものを欠いていると思う」との見解を述べている。




