■ロシアW杯欧州予選プレーオフ
イタリア 0-0 スウェーデン
ロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフが13日、イタリア代表とスウェーデン代表が対戦した。
初戦を敵地で0-1と落としているイタリアは、サンシーロで必勝を期す。最低でも2点が必要な状況で、スウェーデンを迎え撃った。初戦で不発だったアンドレア・ベロッティはベンチスタートとなり、チーロ・インモービレとマノロ・ガッビアディーニが前線でコンビを組んだ。中盤では大黒柱のマルコ・ヴェッラッティが出場停止で、ジョルジーニョ、マルコ・パローロが入っている。
イタリアは前半から試合を完全に掌握。現ミランのレオナルド・ボヌッチを含めたユヴェントス組の3バックから正確なビルドアップで中盤にボールが供給されると、インモービレに高い精度のスルーパスが入り、チャンスを作る。しかし、エースのインモービレは2度の決定機を生かせず、スコアは動かせない。
一方のスウェーデンは初戦で決勝点を挙げたヤコブ・ヨハンソンが19分で負傷交代。前半はイタリアに11本のシュートを許し、逆に自分たちのシュートは1本と圧倒的な劣勢で45分間を終えることになった。
後半に入ってもペースはイタリア。手を変え品を変え、ゴールに迫るが、なかなか得点を奪えない。たまらずイタリアは、ステファン・エル・シャーラウィ、ベロッティ、フェデリコ・ベルナルデスキを投入し、主導権を握りにかかる。
スウェーデンはカウンターの刃をちらつかせながら、時計の針を進め、じわりじわりとイタリアを追い込んでいく。結局、スウェーデンの身を挺した守備の前にイタリアは1点を奪えず。スコアレスドローで終了した。
すでに予選でオランダを敗退に追い込んでいたスウェーデンは、ワールドカップ優勝4回のイタリアの出場も許さなかった。そしてスウェーデンにとっては3大会ぶりのワールドカップ出場。一方、イタリアは史上初となる14大会連続の出場とはならなかった。