5日のラ・リーガ第34節、レアル・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦に1-0で勝利した。決勝点を決めたのは、またもセルヒオ・ラモスだった。
マドリーはこの試合の69分にPKを獲得し、S・ラモスがスピード、コースとも完璧なシュートで先制点を記録。同選手は肉体的にも精神的にも消耗が激しい超過密日程の中、前節ヘタフェ戦(1-0)に続いてプレッシャーがかかるPKを決め切って、優勝を手繰り寄せた格好だ。
S・ラモスは試合後、スペイン『モビスタール・プルス』で、自身のPKについて次のように振り返っている。
「今、頭にあるのは勝ち点3のことだけ。こうした先が読めない状況の方が、自分にとってはやりやすい。こういう状況では僕こそが理想的な選手だ。喜んで(PKキッカーを)やらせてもらうし、勝ち点3を獲得できるなら、なおさらだよ」
S・ラモスは今季リーガ10点目、PKは22回連続で成功させている。
「統計とかは二の次のことだけど、うれしくもある。ただね、僕は自分たち次第となっているリーガを勝ち取りたいんだ。個人賞は華々しいものだけど、そこを重視するんだったら、僕はテニスに打ち込んでいる。このスポーツはチームで行うものなんだ」
アスレティック側は、MFラウール・ガルシアがS・ラモスに足を踏まれた場面でPKが取られなかったと憤りを露わにしているが、そのことについてはどう考えているのだろうか。
「何もなかった。彼を後ろから踏んでしまったが、でも僕は彼のことが見えていなかったし、決定的な場面というわけじゃない。プレーにボールが絡んでいるわけでもなく、重大なことじゃないよ」
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