レアル・マドリーは7日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループD最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのインテル戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、グループ首位突破がかかるこの一戦で勝ち点3を獲得する意欲を示した。
レアル・マドリーが勝ち点12で首位、インテルが勝ち点2差で2位に位置と、同グループ首位の座をかけた一戦。アンチェロッティ監督は、インテルへの警戒心を表しながら、しかし勝利する重要性を説いている。
「戦うのが誇らしい一戦だ。インテルはとても良いプレーを見せているしね。私たちはホームで、グループ首位と重要な勝ち点3をかけて試合に臨むことになる」
イタリア人指揮官はその一方で、現マンチェスター・ユナイテッドDFラファエル・ヴァランの発言についても意見を求められている。昨季までレアル・マドリーに在籍していたフランス代表DFは先に、「CLに勝ってもマドリーのファンは祝福してくれない。ただ『よくやった。さあ、次だ』と言うだけなんだ。僕は1回優勝しただけでなく、4回もそうしたのに、いだってそういうことを言うんだよ」と発言していた。
確かにレアル・マドリーがCLに優勝すると、そのセレモニーでは「さあ、14回目の優勝へ!」などのチャントが歌われることがお決まりとなっている。アンチェロッティ監督はこの件について、こうした伝統があるからこそ、レアル・マドリーがCL最多優勝チームであるとの見解を示した。
「要求の厳しさこそが、欧州で最も成功を収めたこのクラブの歴史なんだ。ここに所属する人間はそのことを理解していなくてはならない。満足して止まってはならず、前へ進み続けることが求められるんだよ。私たちは10回目のCL優勝を果たしてそれを祝った。それでも道は続いていたんだ」