バルセロナが日本代表MF三笘薫を獲得のターゲットとする中、ブライトンがどのように移籍交渉をするかが注目されている。『The Mirror』が伝えた。
三笘は現在ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンの中心選手として活躍。2021年にわずか270万ポンド(約5億円)で川崎フロンターレから加入し、現在52試合に出場して13ゴール12アシストを記録している。また、今シーズンも素晴らしい活躍を見せ、契約は2025年6月までとなっているが、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、アーセナルから関心が伝えられている。
そんな中、バルセロナも三笘に関心を持ち、来夏の獲得を狙っている模様だ。『Mundo Deportivo』は、バルセロナが三笘の技術やテクニック、爆発力、フィニッシュ能力を称賛していると報じており、アンス・ファティを今夏ブライトンへレンタル移籍させたこともあって両クラブが強い絆で結ばれていると主張。そういった状況もあり、バルセロナが三笘獲得に巨額の移籍金を用意していると伝えた。
ただ、デ・ゼルビ監督が「三笘はチームにとって重要な存在だ。ラスト25メートルでの1対1の場面で最も重要な選手の一人なんだ。そして彼にとってはプレミアリーグ1年目だ。我々にとってもう1年彼とプレーすることも重要だ。移籍について話している暇はないし、目標を達成しなければならない」と語っている通り、三笘はブライトンにとって必要な存在であることも事実としてある。
そういった状況下でブライトンは三笘を売却するのか。『The Mirror』はブライトンのオーナーであるトニー・ブルーム氏の選手売買に対するクラブのアプローチを紹介。ブルーム氏が2021年5月、『Athletic』に対して「私たちの選手に興味を持つビッグクラブが増えれば増えるほど、私たちは正しいことをしていることになる。私たちは、素晴らしい選手たちとずっと一緒にいることができないとわかっている。もし、適切なオファーが来て、彼らが去りたいと望めば、去っていくものだ」と語っていることを取り上げ、オファー次第では移籍の可能性がありそうだと予想した。
来夏、三笘はさらなるビッグクラブへ移籍することになるのだろうか。