Kubo SilvaGetty Images

今季5ゴール目を記録の久保建英「決めていなかったらスルーパス出したシルバに殺されていた。彼こそがソシエダ最高の選手」

レアル・ソシエダは19日にラ・リーガ第26節、本拠地レアレ・アレナでのエルチェ戦に臨み、2-0の勝利を飾った。3試合ぶりにスタメンに復帰して、今季5ゴール目を記録したMF久保建英は、何よりもMFダビド・シルバへの感謝を述べている。

久保がゴールを決めたのは48分のことだった。ライン間のシルバが巧みなポジショニングでボールを受けて前を向き、スルーパスを送る。この絶妙なパスから最終ラインを突破した久保は、そのままペナルティーエリア内左に侵入して、やや厳しい角度から左足でボールを枠内に流し込んだ。ソシエダはその後、90分にMFアンデル・バレネチェアが追加点を決めて、公式戦7試合ぶりの勝利を飾った。

試合後、スペイン『DAZN』とのフラッシュインタビューに応じた久保は、「ホームで長い間勝てていなかったですし、(サポーターは)こうした歓喜にふさわしかったはずです。僕たちはチームとして低調で、その責任も感じていました。この勝利と休止期間(代表ウィーク)に入ることをきっかけに、もう一度駆け上がれたらいいですね」と喜びのコメント。そして自身のゴールについて問われると、スルーパスを出したシルバのことをおもんぱかっている。

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「もしあのゴールを決めていなかったら、試合後のロッカールームでダビド(シルバ)に殺されているところでした。だから良かったですし、再びチームに勝利をもたらしてくれたダビドには感謝しています。彼こそがこのチーム最高の選手で、僕はずいぶんと恩を感じているんです。まあ、それは個人的なことですけど」

37歳のベテラン選手シルバは、この先制点のアシストだけでなく、試合を通して高パフォーマンスを披露。前半にも久保に決定機を供給していた。

「スタジアムは分かっていると思いますが、彼は前半も絶対にゴールにすべきチャンスを2回くれました。そこで責任を感じましたし、ダビドがアシストを記録してくれて良かったです。あれだけ良いボールをくれたんですから」

そして、これから合流する日本代表について問われた久保は、次のように返答している。

「今の調子が、まだ地位を確立できていない代表チームの後押しになればいいですけど。まだ若いチームで、難しい親善試合を戦うことを意識しなければなりませんが、個人的には日本にいてもラ・レアルのことを考えているでしょうね。僕たちの目標はチャンピオンズリーグ出場権獲得ですから」

「ゴールを決めて、勝利して代表に向かえるのはうれしいですね」

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