明治安田生命J1リーグは15日、第14節の清水エスパルスvs名古屋グランパスが行われた。
7試合未勝利の16位・清水が、ここ6試合で2勝4敗と調子を落としている2位・名古屋をホームに迎えた一戦。
清水は前節のスタメンから2名を変更して鈴木義宜と西澤健太に代えてヴァウドとカルリーニョス・ジュニオを起用。対する名古屋は3名を入れ替え、前田直輝、齋藤学、山崎凌吾に代えてガブリエル・シャビエル、相馬勇紀、柿谷曜一朗を送り出している。
開始から前線のチアゴ・サンタナにボールを入れようとする清水だったが、名古屋の堅い守備に阻まれてなかなかいい形を作ることはできない。
反対に名古屋は17分、ピッチを大きく使う中でボックス手前右のG・シャビエルが左足を振り抜く。これはバーに阻まれたが名古屋がまずは決定機を作った。
24分には名古屋が左サイドでFKを獲得。キッカーのマテウスが低く速い弾道のクロスを蹴り込むとボックス内でエウシーニョに当たったボールが跳ね上がる。混戦が発生するなかで柿谷がいち早く反応して右足で押し込んで先制点を奪取した。柿谷にとっては8試合ぶりの得点となっている。
反撃になかなか出ることができない清水だったが、前半ATにボックス手前中央でボールを持った鈴木唯人が名古屋DFの股を通すスルーパスを供給。しかしボックス左に抜け出した中山克広が放ったシュートは左に外れていく。
ビハインドで試合を折り返した清水は後半スタート時にヴァウドに代えて鈴木義を投入。まずは守備のテコ入れから改善を試みる。
それでも名古屋が50分に清水を突き放す。右サイドでボールを持ったマテウスがやや距離があり角度もそれほどないところから左足を強振。カーブのかかった鋭いシュートがゴール左下隅を射抜いた。
打開が必要な清水は54分に2枚替えを敢行。鈴木唯とC・ジュニオに代えて片山瑛一と滝裕太を投入した。対する名古屋も足を痛がっている様子の丸山祐市に代えて木本恭生を送り出す。
その後も名古屋が主導権を握って時計の針を進めていくが、65分に奥井諒が左サイドに抜け出してクロスを供給。ボックス内で待ち構えていたT・サンタナのヘディングシュートはランゲラックにキャッチされたもののゴールを脅かした。
とはいえ、状況を変えることができていない清水は68分に中山と奥井に代えて指宿洋史とディサロ燦シルヴァーノを起用。5枚の交代枠を使い切って得点を目指していく。
徐々にボール保持時間を伸ばしている清水は積極的にボックス内に蹴り込んでいくがディフェンスラインに跳ね返され続ける。名古屋は80分にG・シャビエルと相馬に代えて齋藤と長澤和輝を投入して締めに入る。
最終盤の89分にもカウンターから右サイドでボールを持ったマテウスが左足で決め切り、リードを3点に広げた。
そして、名古屋が今季12度目のクリーンシートを達成して試合が終了。清水は8試合未勝利となった一方で名古屋が2試合ぶりの白星を飾った。
■試合結果
清水エスパルス 0-3 名古屋グランパス
■得点者
清水:なし
名古屋:柿谷曜一朗(24分)、マテウス(50分、89分)
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