明治安田生命J1リーグは8日、第13節の名古屋グランパスvsセレッソ大阪が行われた。
14試合を消化して9勝2分け3敗の2位に位置するものの、直近のリーグ戦2試合で首位・川崎フロンターレとの頂上対決に連敗した名古屋。今節は、前節のガンバ大阪との大阪ダービーを1-1で引き分けて13試合6勝3分け4敗の6位に位置するC大阪をホームに迎えた。
ビッグマッチを戦ったばかりの両クラブによる一戦。名古屋はマテウスや柿谷曜一朗、稲垣祥らをスタメンに起用した。対するC大阪は坂元達裕や清武弘嗣、ダンクレーらを送り出している。
試合は一進一退の攻防が続くが、細かくつないで押し込もうとする名古屋に対してC大阪は縦に速い攻撃で対抗。名古屋がなかなか決定機を作れない15分、中島元彦がボックス手前中央から左足を振り抜いたがミドルシュートはGKランゲラックに阻まれる。
31分に今度はボックス手前右のやや距離のある位置からマテウスが左足でミドルシュートを放ったがGKキム・ジンヒョンがセーブ。32分にも森下龍矢の右サイドからのクロスが直接ゴールに向かっていったがGKキム・ジンヒョンがかき出す。
38分にはC大阪にアクシデントが発生。この日が初先発となっていた中島が太ももを痛がる様子で交代を強いられ、高木俊幸が投入された。
後半の立ち上がり、右サイドからのクロスをボックス内の清武が胸で落とすと後方の高木が右足でボレーシュート。これは枠を外れたもののまずはC大阪がゴールに迫った。
名古屋は56分に相馬に代えて齋藤学を投入して攻撃に変化をつけていく。すると直後に米本拓司の右サイドからの縦方向のクロスにボックス右の齋藤が右足で合わせる。しかし、ここでもGKキム・ジンヒョンが立ちはだかった。
スコアが動いたのは66分。ボックス内の柿谷がドリブルを開始しようとしたところでチアゴの足に当たったボールが吉田豊のもとへ。吉田がネットを揺らして名古屋が先制した。吉田にとってはこれが今季初ゴールとなっている。
反撃したいC大阪は直後に豊川雄太と清武に代えて加藤陸次樹と西川潤を送り出す。その後もC大阪はサイドを起点としてクロスを蹴り込んでいくもののなかなかシュートまでは至らない。
しかし、試合はそのまま名古屋がやや優位に進行。C大阪は86分に3度目の交代タイミングで藤田直之に代えて松田力を起用したが同点にすることはできないまま試合が終了した。
この結果、名古屋は3試合ぶりの白星を飾って上位対決での連敗から立ち直ったことを印象付けた。一方のC大阪は2試合未勝利となっている。
■試合結果
名古屋グランパス 1-0 セレッソ大阪
■得点者
名古屋:吉田豊(66分)
C大阪:なし
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