20220503_Fukuoka(C)Hiroto Taniyama

松木プロ初弾も…FC東京、山岸&ルキアン2発などアビスパ福岡に今季最多5失点で6戦ぶり黒星

明治安田生命J1リーグでは3日、第11節のアビスパ福岡vsFC東京が行われた。

前節5試合ぶりの白星を飾った福岡が、前節4試合ぶりの白星かつ5試合無敗としているFC東京をホームに迎えた一戦。福岡は山岸祐也やフアンマ・デルガド、前寛之ら、FC東京はディエゴ・オリヴェイラやレアンドロ、松木玖生らを先発起用した。

試合が動いたのは早々の4分。福岡の左CKから宮大樹がヘディングシュートを放つがゴール前のD・オリヴェイラが足下で止める。しかし、GKヤクブ・スウォヴィクと被るなど混戦となる中でクリアし切れず、詰めた宮が押し込んで自身のJ1初ゴールとした。FC東京にとってはこれが5試合ぶりの失点となっている。

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反撃に出るFC東京は24分、話題のルーキーが結果を残した。福岡の最終ラインからのバックパスを狙った松木がボックス手前中央で一対一を迎えてGK村上昌謙をかわす。無人のゴールに流し込んで待望のプロ初ゴールを19歳と3日で記録した。

ここから攻勢を強めて逆転を目指すFC東京だったが防戦気味となっていた福岡が跳ね返す。39分、ボックス中央浅い位置まで侵攻した山岸が左足でゴール左下隅を射抜いてネットを揺らし、福岡が勝ち越しに成功する。

リードする福岡は後半スタート時に2枚替え。北島祐二とフアンマ・デルガドに代えて田中達也、そしてルキアンと攻撃のカードを切る。

すると48分、左サイドでボールを持った田中がドリブルで深い位置まで侵攻してクロスを供給。ニアに飛び込んだルキアンが頭で今季リーグ初弾を記録し、途中出場選手2名が直接関与してチームの3点目を奪う。

FC東京が55分に松木に代えて永井謙佑を投入するが福岡が効率的に得点を重ねる。62分にもカウンターからボックス左に抜け出した山岸が右足で自身のこの日2点目を記録した。FC東京は直後にもアダイウトン、レアンドロ、バングーナガンデ佳史扶に代えて山下敬大、紺野和也、渡邊凌磨を起用する。

しかし72分、ボックス手前右で青木拓矢と競り合ったルキアンがマイボールにしてボックス内に侵攻。左足でまたしても得点を決めてさらに点差を広げた。

試合は福岡が大量にリードしたまま終了。福岡が第10節までの総得点と同じ5ゴールを挙げて快勝した。一方、FC東京にとっては6試合ぶりの黒星かつ連続クリーンシートが4試合でストップ。名手ヤクブ・スウォヴィクが守る中で今季最多の5失点を喫した。

■試合結果
アビスパ福岡 5-1 FC東京

■得点者
福岡:宮大樹(4分)、山岸祐也(39分、62分)、ルキアン(48分、72分)
FC東京:松木玖生(24分)

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