サッカー日本代表、4連戦ラストは痛恨ミス続きチュニジアに3失点敗戦…三笘、久保、堂安を続々投入も得点奪えず

20220614_Tunisia(C)Getty images

キリンカップ2022決勝の日本代表vsチュニジア代表が、14日に行われた。

6月シリーズの4連戦において最後の試合となるチュニジア代表戦。キリンカップのタイトルもかかっているが、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けては海外組も含んでの活動が残りはこの試合と9月のみと、重要な位置づけの試合ともなっている。

森保監督はチュニジア戦の前日会見で、ガーナ戦からは「大幅に替えていきたい」と明言。そして、チュニジア戦のスタメンはガーナ戦から8名変更。吉田麻也、伊藤洋輝、遠藤航のみが連続で先発となったほか、GKではシュミット・ダニエル、ディフェンスラインでは長友佑都と板倉滉、中盤では原口元気と鎌田大地、3トップでは伊東純也、南野拓実、浅野拓磨がスタートした。

試合の立ち上がりは前からプレスを敢行してマイボールの時間を長くする日本に対し、チュニジアが4141の形で構えつつカウンターを狙うという構図に。早々の3分にはチュニジアボールの左CKからショートコーナーが選択されてクロス、フェルジャニ・サシに打点の高いヘッドを放たれたが枠を越えていく。

徐々に押し上げる日本は左サイドでボールを引き出す伊藤のスルーパスに南野が抜け出して中央に折り返す形から幾度かチャンスを作るが、なかなかシュートまでは至らず。直近5試合で無失点を保つチュニジアの守備をなかなか崩すことができない。

あまりCBまではプレスをかけにこないチュニジア。日本のボール保持時や守備から攻撃に移るタイミングでは遠藤に対して時に複数人で迫るなど高い強度でチェックをかけ、簡単には展開させてくれない。

それでも35分には伊東が右サイドを縦に突破。ボックス内にピンポイントのクロスを供給するが、トップスピードで走り込んだ鎌田は雨でぬかるむ中でミートすることができず。枠に飛ばせば得点という決定機を逸する。

徐々に右サイドからもチャンスを作っていく日本だったが、なかなか得点には結びつけられず。42分には板倉のパスに反応してボックス内に抜け出した南野がネットを揺らしたがオフサイドの判定。遠藤のプレーに徹底的に制限をかけるチュニジアに対して板倉がビルドアップにより関与するなど一定の打開策を示しつつもスコアレスで前半を終えた。

日本はハーフタイム中に原口に代えて田中碧を投入。田中はそのまま右のインサイドハーフに入ったが、ボランチタイプの選手を増やしてビルドアップに変化をつけていく。

サイドから切れ味鋭い攻撃を増やしていく日本だったが後半の序盤に痛恨のプレー。タハ・ヤシン・ケニシがボックス右に抜け出したところで吉田が思わずスライディングで倒してしまう。PKの判定となり、55分にモハメド・アリ・ベン・ロムダンに先制点を奪われた。

反撃に出る日本は58分、伊東のクロスに反応した浅野が右足でオーバーヘッドシュートを放ったが枠に飛ばすことはできず。直後に浅野と鎌田に代えて古橋亨梧と三笘薫を投入。南野がトップ下に移り、三笘が左サイドに入る。

三笘の投入を機に攻勢を強めていく日本。左サイドの再三の突破からチュニジア陣内で次々とセットプレーを獲得していくもののなかなか点に結びつけることができない。薄くなっている中央を生かしたい日本は71分、南野と伊東に代えて久保建英と堂安律を起用。堂安は右サイド、久保は中央でプレーする。

しかし76分にも日本はミスから失点を喫した。チュニジアのゴールキックを処理しようとしたところで吉田、板倉、GKシュミットがお見合いのような形に。後方から猛然と走り込んだユセフ・ムサクニにボックス右でボールを奪われてから中央に折り返され、サシに難なく沈められた。

終盤にたたみかけようとするチュニジアはマンチェスター・ユナイテッドでプレーする注目のハンニバル・メジブリを起用。対する日本も長友に代えて山根視来という攻撃的なカードを切る。

それでも、後半ATにもカウンターからイサム・ジェバリにミドルシュートを沈められた一方、最後まで日本がネットを揺らすことはなく試合が終了。W杯に向けた強化試合4連戦のラストはミスが目立って敗戦という苦い結果に終わっている。

■試合結果
日本代表 0-3 チュニジア代表

■得点者
日本:なし
チュニジア:モハメド・アリ・ベン・ロムダン(55分)、フェルジャニ・サシ(76分)、イサム・ジェバリ(90+3分)