日本代表DF長友佑都が、改めてポジション争いについて語った。14日のメディア取材に対応している。
11日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦に1-0で勝利した日本。伊東純也が前半中にネットを揺らすと、それがそのまま決勝点となった。
長友はその試合に先発して63分に中山雄太と交代。同時に南野拓実も浅野拓磨と交代となり、左サイドの縦のコンビが丸ごと変化することとなった。
自身が交代することとなった采配について、長友は「試合に勝つためなので。森保監督のことをリスペクトしていますし、勝つための判断なので問題ないです」とコメント。また、自身と中山の違いについてはこう説明している。
「選手としては全然違うタイプです。僕は幅を取って仕掛けていくタイプですけど、(中山)雄太はポジショニングしながらポゼッションしていて技術力も高い。僕も学ぶ部分が多いです。雄太ともコミュニケーションをとって、ここはこうした方が良いとかいう話もお互いにできています。35歳ですけど、後輩から吸収しようとまだ頑張ってます」
さらに、左サイドバックの選手としては複数のポジションをこなすことが可能なDF旗手怜央も招集。長友は同選手についても「(旗手)怜央も非常に良い選手だと感じますし、みんな上手いですね。若い選手は技術もあって、練習でも非常に上手いなと見ています。怜央だけでなく、五輪の選手たちが入ってきて新しいエネルギーが生まれていますし、競争はみんな意識していると思います。ああいう選手が入ってくるのは嬉しいです」と称賛の言葉を並べた。
35歳という年齢もあって世代交代の必要性も度々指摘されるが、長友は「ロシアの前からおっさんおっさんと言われていたので免疫がついていますし、おっさんのパワーを見せつけてやろうという気持ちもでかいです」と冗談めかしつつ意欲を示している。