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■「相手を意識し過ぎても良くない」(金監督)
両チーム合わせて警告が6つ出て、さらにGKの権田修一など流血する選手が続出した前節・V・ファーレン長崎戦。「裏天王山」的な見方もされたこの試合を1-0で競り勝ち、今季2度目となるリーグ戦2連勝を達成した。リーグ戦残り5試合になったなかでの監督交代は荒療治過ぎるか? とも思われたが結果的には成功したと言える。
ただ長崎戦後、金明輝監督が「何も成し遂げていないのでもう一個、また、次のもう一個と一個ずつ勝っていけたらいいなと思っています」と話したように、降格可能性のあるプレーオフ圏の16位は変わっていない。
そんな鳥栖が今節対戦する相手は、ポドルスキ、イニエスタ擁する11位・ヴィッセル神戸だ。鳥栖にとってはここで神戸を叩き、今季初の3連勝をマークしてあわよくば一気に降格圏脱出を狙う試合となる。
「あまりに相手を意識し過ぎてウチの良さをなくしてしまっても良くない。そのへんのバランスをうまく練習でつかんでゲームに臨んでいきたい」。この試合に向けて金明輝監督はこう話した。現在の鳥栖は相手ボールにしっかりとプレッシャーをかけ、ゴール前では泥臭く体を張るという、いかにも鳥栖らしい守備をベースにスタートする。
ボールを奪えば相手の守備が薄いところにボールを入れ、そこを起点に攻撃を組み立てる。前節・長崎戦では3バックの脇を狙いながら、サイドからのクロスに対して趙東建、原川力がしっかりと詰めて虎の子の1点を挙げた。
■トーレスはじめ鳥栖が狙うのは天皇杯の再現
(C)J.LEAGUE▲鳥栖、神戸戦予想フォーメション
今週の練習はオフ明けの11月6日を除き非公開となった。そのため、この神戸戦でどのような戦術を取るかは分からないが、今季2勝しかしていないアウェイでの対戦ということを考慮すると、まずはしっかりした守備をベースにした戦いになるだろう。特に今季の鳥栖は先制すれば8勝1分1敗と高い勝率を誇っているが、先制点を許すと1勝8分12敗と大きく負け越しているため、先に失点すると命取りとなる。
神戸の攻撃をリードするのは前述したポドルスキとイニエスタだが、攻撃に傾倒するあまり逆に見ればそこがウィークになるとも言える。そこをうまく突ければ、鳥栖のペースで試合を進められる。
「ボールを持ったときの走りと持っていないときの走りとでは違う。ボールを持ったうえで自分たち主導で走れるようなサッカーができるようにトライしていけたら」(金明輝監督)
長崎戦での無失点勝利に貢献したセンターバックの高橋祐治は「長崎戦以上にもっともっと集中して声をかけて対応しないといけない」とし、「相手の攻撃を抑えることができたらこっちのリズムになると思う。守備はしぶとく我慢しながら対応して、うまく攻撃につなげていきたい」と話した。
原川も言う。「神戸はボールを持てば、好き勝手にやってくるチームだと思う。うまくプレッシャーを与えながらガツガツ行くことが必要」。そして、「ボールを奪ってどれだけ前に出て行けるかがポイント」と続けた。
この試合のもうひとつの見どころがフェルナンド・トーレスとイニエスタの対戦だ。
すでに8月に行われた天皇杯4回戦で実現し、その時は3-0で鳥栖が勝利している。戦いの舞台がリーグ戦に変わり、どんな展開になるのか? 天皇杯ではトーレスは加入後初ゴールをマークし、その直後に行われた第24節・ガンバ大阪戦でリーグ初ゴールを挙げている。もちろん、トーレスをはじめ鳥栖が狙うのは天皇杯の再現だ。一方のイニエスタは天皇杯の雪辱に燃えているだろう。
鳥栖が勝てば勝ち点39となる。17位・柏との勝ち点差は残り2試合で6に広がるため、鳥栖の16位以上がほぼ確定と言える状況になる。J1残留を自力で達成するためにも、大きな意味を持つこの試合。苦手のアウェイだが、鳥栖は一丸となって勝利だけを目指す。
取材・文=荒木英喜
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